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著者・刊行物

太宰治の〈生〉

教員名 長原しのぶ 教授
著者情報 長原しのぶ 著
出版社 鼎書房
発行日 2023年3月25日
サイズ・頁数 A5判上製 259頁
金額 5,500円+税
内容紹介
死と暗さでイメージされる太宰治とその作品が没後75年経ってなお人々に愛されるのはなぜか。本書では、作中に多く利用されるキリスト教との関わりを軸に太宰作品に描かれる「死」と裏側に潜む「生」を考察することでその解明に迫る。作家出発からその終焉までを追う中で見えてくる太宰文学の特徴は、「死」と「生」の一側面だけを指し示すわけではなく、両方を抱え込むという絶妙な共鳴関係の中に生れる〈生〉の描写にあり、それが大きな魅力となっていることをまとめる。
◇◇◇
本書は、ノートルダム清心女子大学学内出版助成による刊行物です。
◇◇◇

序 太宰治の〈生〉

Ⅰ 出発に潜む〈生〉
作家太宰治の出発―『魚服記』
瓦解する関係性に見据える光―『彼は昔の彼ならず』
不可解さが生み出す現実―『陰火』

Ⅱ キリストの中の〈生〉
山岸外史『人間キリスト記』の影響―『葉桜と魔笛』
山岸外史『人間キリスト記』の受容―『駈込み訴へ』

Ⅲ 聖句が支える〈生〉
ハムレット系譜の中の異彩―『新ハムレツト』
聖句が繋ぐ二つの時間―『正義と微笑』
祈りへの昇華―『花火』

Ⅳ 〈生〉の終焉
女性性で描く復活と限界―『斜陽』
イエス物語の結実―『人間失格』
結 読みつがれる太宰治の〈生〉

あとがき
初出一覧
索引

日本語日本文学科学科
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