大学の取り組み
著者・刊行物
コンパス 子ども理解ーエピソードから考える理論と援助(共著)
学科・機関 |
人間生活学部 児童学科 |
教員名 |
湯澤美紀教授 |
著者情報 |
湯澤美紀 著、上田敏丈・香曽我部琢 編著 |
出版社 |
建帛社 |
発行日 |
2021年4月 |
サイズ・頁数 |
B5判 133頁 |
金額 |
1,900円+税 |
- 内容紹介
-
保育の起点としての子ども理解を、発達・臨床心理学関連の理論やエピソードを読み解くことを通してより深く理解し、より実践力が高められるように構成。
湯澤は、8章「子ども理解を深める保育者を育てる」を担当した。保育者養成課程におけるカリキュラムを「子ども理解」の視点から整理したうえで、学生の「子ども理解」が深まる様相を例示し、養成課程における学生の成長の姿を描き出した。
第1章 子ども理解から始まる物語
1 本書のねらい
2 物語としての子どもを理解すること
第2章 子ども理解の理論的枠組み
1 保育の営みにおける子ども理解の位置付け
2 子ども理解の視点
3 子ども理解の実践的アプローチ
4 保育者と子どもの関係性の中で生じる“わかり合い”を目指して
第3章 子ども理解から始まる保育の計画
1 保育の起点としての子ども理解
2 保育者と子どもの往還的関係としての子ども理解
3 保育の終点としての子ども理解
第4章 子どもの育ちを理解する-発達心理学の視点から-
1 子ども理解における発達心理学の視点
2 子どもの育ちを理解すること
第5章 子どもの心の機微を理解する-臨床心理学の視点から-
1 子どもの心の機微を理解するために
2 保育者に求められる臨床倫理学的視座
第6章 事例・対話・協働に基づく子ども理解
1 子ども理解を共有することの重要性
2 私の子ども理解から私たちの子ども理解へ
3 どうして共有するのか
4 子ども理解の方法の広がり
第7章 子ども理解を深化させる記録
1 子ども理解のための多様な記録
2 記録の活用法
3 記録の書き方
第8章 子ども理解を深める保育者を育てる
1 養成校教育におけるこども理解
2 学生の子ども理解の育ち
3 エピソードからの学びの深化
第9章 乳児の遊びと生活をとらえ直す
1 乳児にとって遊びとは
2 エピソードから理解する乳児の遊びと生活
3 まとめと課題
第10章 幼児の遊びをとらえ直す
1 幼児にとっての遊びとは
2 幼児の遊びの楽しさや充実感
3 幼児の遊びの中の学びと保育者の葛藤
4 幼児の遊びと生活のつながり
5 まとめ
第11章 障害のある子どもを関係性の観点から理解する
1 エピソードから考える
2 エピソードに基づく考察
3 障害のある子どもの理解は,保育者自身の在り方の問い直しでもある
第12章 困った子どもの行動を理解する
1 困った子どもとは
2 困った子どもへの対応と理解
3 困った子どもを理解する視点
4 まとめ
第13章 地域・家庭との連携を理解する
1 保護者への子育て支援を理解する
2 子どもの噛みつき行動への対応を通して
3 登園を渋る子どもへの対応を通して
第14章 就学前施設での子ども理解の深化
1 就学前施設における幼児期の教育の理解
2 子どもの言葉の意味を探る
3 子ども一人一人の育ちを理解する
4 保育の営みと子どもの理解
おわりに
1 人は、自分以外の心情を理解することができるか
2 人は、自分の心情を他者に伝えることができるのか
- バックナンバー
-
一覧に戻る