述志と叛意―日本近代文学から見る現代社会

学科・機関 | 文学部 日本語日本文学科 |
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教員名 | 教授 綾目広治 |
著者情報 | 綾目広治 著 |
出版社 | 御茶の水書房 |
発行日 | 2019年9月25日 |
サイズ・頁数 | A5変型版 337頁 |
金額 | 3,200円+税 |
- 内容紹介
- 本書は、支配体制に叛意を貫き、その志を述べた文学者たちの文学について論じている。その文学者たちとは、松本清張、高橋和巳、柄谷行人、西川徹郎であるが、他に本書で取り上げた内田百閒や永瀬清子、西郷竹彦にも、かなりの部分において叛意と述志の精神を見ることができるだろう。それらの論考では、国民をあってはならぬ危険な方向へと誘導したがっている昨今の為政者たちや、「戦争のできる国・する国」へと前のめりになっている愚劣な政治権力への批判も込めている。