奄美沖縄の火葬と葬墓制-変容と持続-

学科・機関 | 人間生活学部 人間生活学科 |
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教員名 | 教授 加藤正春 |
著者情報 | 加藤正春 著 |
出版社 | 榕樹書林 |
発行日 | 4月20日2010年 |
サイズ・頁数 | A5判 413頁 |
金額 | 5,880円(税込) |
- 内容紹介
- 本書は二部構成で、奄美沖縄の火葬と葬墓制の歴史的変容過程と、そのなかで動揺しながらも葬送文化の維持に指向してきた人々の論理を追ったものである。第一部「火葬の導入と葬送儀礼の外部化」では、近代に導入された火葬という葬法が、奄美沖縄の伝統葬法のなかに取り入れられていく過程を示し、第二部「沖縄の葬墓制」では、時間枠を近代以前にまで広げて、往時の多様な葬送・墓制が少数のものに収斂していくさまを追った。変動する時代のなかで、人々のもつ価値指向のあり方を論じている。