幼児の音韻的短期記憶に関する研究

学科・機関 | 人間生活学部 児童学科 |
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教員名 | 准教授 湯澤美紀 |
著者情報 | 湯澤美紀 著 |
出版社 | 風間書房 |
発行日 | 2010年12月15日 |
サイズ・頁数 | A5判 131頁 |
金額 | 5,000円(税込) |
- 内容紹介
- 幼児が言葉を獲得するその認知プロセスを、ワーキングメモリの下位構成要素である音韻的短期記憶に着目して、研究を行った。そこで着目したキーワードは、「リハーサル」「プロソディ」「長期記憶」である。幼児は、新たに耳にした音声情報を、幼児期独自のリハーサル方略を用い、言葉の音楽的側面を利用し、生後数年で蓄積した長期記憶を活用し、頭の中に記憶として留める。幼児期の子どもは、主体的な情報処理者として、音を言葉として認識し、語彙として身につけていく。本書は、その認知プロセスの一端を解明した。