正宗敦夫収集善本叢書第Ⅰ期第3巻『休聞抄1』

学科・機関 | 文学部 日本語日本文学科 |
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教員名 | 准教授 新美哲彦 |
著者情報 | 新美哲彦 著 |
出版社 | 武蔵野書院 |
発行日 | 2011年5月28日 |
サイズ・頁数 | A5上製 704頁 |
金額 | 13,650円(税込) |
- 内容紹介
- 『休聞抄』は、里村昌休が作成した『源氏物語』注釈書。奥書から、先行主要注および師である宗牧の注を集成したものと知られる。里村昌休は、戦国時代の連歌師で、三条西家との関わりも深く、弟子に里村紹巴がいる。『休聞抄』への宗牧注や三条西家の注釈書の引用など、連歌師の『源氏物語』注釈が、三条西家との関わりの中でいかに形成されていったかを探る上で貴重な資料である。本学の黒川文庫本は、陽明文庫本や前田家尊経閣本と同系統の善本である。