反骨と変革 日本近代文学と女性・老い・格差

学科・機関 | 文学部 日本語日本学科 |
---|---|
教員名 | 教授 綾目広治 |
著者情報 | 綾目広治 著 |
出版社 | 御茶の水書房 |
発行日 | 8月31日2012年 |
サイズ・頁数 | A5変型版 338頁 |
金額 | 3,360円(税込) |
- 内容紹介
- 日本の近代文学には、権威や権力に決して靡こうとしなかった文学者たちがいる。内田百閒、永井荷風、柴田錬三郎、吉行淳之介、石川淳などである。彼らの多くはノンポリティカルなタイプの文学者であったが、時代に迎合しない彼らの反骨の姿勢については学ぶべきものがある。他方、社会変革の問題を、地味ではあるが実効性のある理論で考えた人たちの系譜もある。賀川豊彦や森本厚吉である。また、変革の問題に関しては柄谷行人、サルトル、さらにネグリやハートなどもいる。本書では、それらの人々の文学・思想営為を検討しながら、 21世紀のあるべき世界を展望しようとしたものである。