大学の取り組み
著者・刊行物
面倒だから、しよう
学科・機関 |
ノートルダム清心学園理事長 |
教員名 |
Sr.渡辺和子 |
著者情報 |
Sr.渡辺和子 著 |
出版社 |
幻冬舎 |
発行日 |
12月20日2013年 |
サイズ・頁数 |
B6変型版 162頁 |
金額 |
952円+税 |
- 内容紹介
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「面倒だから、しよう」は、おかしな日本語かもしれません。「面倒だから、よそう」があたりまえでしょう。これは、面倒くさがり屋の私が自分にいい聞かせている言葉であり、学生たちとも、一緒に使っている言葉なのです。
学生たちには、「この世の中には、お金で買えないものがあり、その一つが心の美しさなのだ」「しようか、どうしようかと迷ってもいい。でも、そこで、自分の怠け心と闘った時に、初めて、本当の美しさ、自分らしさが生まれてくるのだと思う」といっています。「きれいな人」と「美しい人」とは、混同して使われるケースも多いのですが、必ずしも同じではありません。
マザー・テレサが来日された時、「私が一番びっくりしたのは、日本のきれいさだ。街路、服装、自動車、何もかもきれい。しかし、もし、あのきれいな建物、家屋の中で親子の間の笑顔、夫婦間の思いやりがないとしたら、インドの貧しいながら、ぬくもりのある家族の方が幸せだ、と思う」といわれました。
「きれい」は、お金を必要とします。「美しさ」に必要なのは、心の輝きなのです。
今のように、手間ひまをかけないですむものが溢れている時こそ、自分の心の中の小さな闘いが必要であり、その結果としての美しさが世の中を明るくするのではないでしょうか。
---------------- 「はじめに」より
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