松本清張―戦後社会・世界・天皇制

学科・機関 | 文学部 日本語日本文学科 |
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教員名 | 教授 綾目広治 |
著者情報 | 綾目広治 著 |
出版社 | 御茶の水書房 |
発行日 | 2014年11月30日 |
サイズ・頁数 | A5変型判 304頁 |
金額 | 3,200円+税 |
- 内容紹介
- 松本清張は、推理小説、時代小説、さらには古代史や昭和史などの領域で、厖大な仕事を残したが、本書は序章で推理小説家以前の松本清張について、第Ⅰ部では戦後社会を扱った清張小説を、また第Ⅱ部で世界を舞台とした清張ミステリーを、そして第三部と終章では古代史・天皇制の問題を清張はどう捉えていたかを論じている。併せて、集団的自衛権の閣議決定など、昨今の反動的で危険な動向を、清張がいち早く予見していたことに関しても論及している。