天皇に選ばれた建築家 薬師寺主計

学科・機関 | 人間生活学部 人間生活学科 |
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教員名 | 教授 上田恭嗣 |
著者情報 | 上田恭嗣 著 |
出版社 | 柏書房 |
発行日 | 3月30日2016年 |
サイズ・頁数 | 四六判 284頁 |
金額 | 2,800+税 |
- 内容紹介
- 本書は、素晴らしい才覚を持った建築家でありながら、戦争という時代の中、日本の建築界に於いて、ほとんど評価されずに消えてしまった総社生まれの建築家薬師寺主計(1884年-1965年)の業績と生涯を伝えるものである。薬師寺は、大原美術館・有隣荘・中国銀行旧本店・倉敷絹織株式会社本社工場(後のクラレ)等々の建物を、施主である大原孫三郎のもとで、先見性のある時代離れした感性と表現力で実現させていった。今日の倉敷の町の評価は、薬師寺がなした建築業績の上にあるともいえる。中央でない地方の建築家に光をあてた書籍である。