柔軟と屹立――日本近代文学と弱者・母性・労働

学科・機関 | 文学部 日本語日本文学科 |
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教員名 | 教授 綾目広治 |
著者情報 | 綾目広治 著 |
出版社 | お茶の水書房 |
発行日 | 2016年12月28日 |
サイズ・頁数 | A5変型版 340頁 |
金額 | 3,200円+税 |
- 内容紹介
- 本書では、時代状況に対して硬直した姿勢ではなく、柔軟でありつつも、しかしあくまでも原則を堅持しながら対峙した文学者たち、たとえば井伏鱒二や三好十郎、さらには永瀬清子や安岡正太郎などの文学を論じている。本書の題目「柔軟と屹立」は彼らの精神の姿勢を表している。その姿勢は、悪気流が覆いつつある現代社会の私たちにとって大いに参考になるであろう。本書では他に、夏目漱石、森鷗外の文学、また原発と文学や最近の文学などについても論及している。