戦前期における社会事業の展開―自由と全体性の変遷をめぐって―

学科・機関 | 人間生活学部 人間生活学科 |
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教員名 | 杉山博昭 |
著者情報 | 社会福祉形成史研究会 |
出版社 | 社会福祉形成史研究会 |
発行日 | 2015年2月28日 |
サイズ・頁数 | A5判 260頁 |
- 内容紹介
- 本書は、2012~14年度の科学研究費補助金の研究成果報告書として刊行し、9名が執筆に参加している。わが国の社会福祉は、「慈善」と呼ばれた近代初期には、国家の制約がなく自由な立場で行われていたが、やがて自由よりも全体性に傾いていく、そのプロセスについて、思想などのマクロな視点と、施設や方面委員(現・民生委員)など個々の実践の双方から分析した。杉山は、その典型事例として、東京におけるプロテスタント系のセツルメント(地域福祉の活動拠点)を取り上げて、特質を論じている。