このシリーズでは、情報デザイン学科(仮称)を設立する背景や、学びの特徴、卒業後にどういった仕事があるのかなど、4回にわたって連載していきます。
情報デザイン学科について紹介するのは、特別招聘教授の小松文子(こまつあやこ)先生です。
小松先生は、情報セキュリティを長年研究されており、2023年4月から本学に所属。
第4回目の今回は、情報デザイン学科の特徴について、伺いました。
※2023年10月26日付けで認可されました。
▶︎情報デザイン学科での学び
情報デザイン学科では、学びを「情報系」と「データ系」の2つの重要な側面に分けています。そして、これらの側面を支えるセキュリティやプライバシーについても学びます。
情報系では、インターネットやプログラミング、セキュリティ、アルゴリズム、データ構造など、デジタル社会の基本的な技術と仕組みを学びます。これにより、デジタル世界での基礎的なスキルを習得することができます。
データ系では、ビッグデータのように既存の情報だけでなく、これから自らデータを集め、分析、活用するような、統計学やデータ処理の手法を学びます。これによって、未知の情報を解析して新たな知見を得る能力を養うことができます。
これらの2つの側面を組み合わせることで、社会の基盤を築く能力、創造力、課題解決能力を養成し、より幅広い分野で活躍できる準備を行います。情報デザイン学科は、デジタル時代の要求に応えるためのスキルを提供し、社会への貢献を目指す学びの場です。
▶︎カリキュラムについて
カリキュラムについて、簡単に説明します。
1年生:リベラルアーツの全学共通科目を学びます。これは基本的な知識を共有する部分です。
2年生:基礎的な学びの後、情報系およびデータ系の基礎的な内容に取り組みます。さらにその後、情報系およびデータ系において発展的な学びに進みます。これによって、関連する科目同士が連携し合いながら学びを進めていきます。また、社会科学系や国際文化に関する学びも取り入れることができます。これによって、専門的な知識だけでなく、広い視野を持つことができます。
3年生:PBL(プロブレムベースドラーニング Problem-based Learning)と呼ばれる学習スタイルが導入されます。これは実際の企業からの課題をグループで解決したり、実際の問題に取り組む演習です。また、教員の研究室での研究活動も始まります。
4年生:4年間の学びの集大成として、卒業研究が行われます。この4年間で、情報系とデータ系を理解しつつ、そして社会との関連を深め、卒業していくということになります。
▶情報デザイン学科ってどんな学科?小松先生に教えていただきました!Vol.1~4
▶情報デザイン学科ってどんな学科?―学科紹介動画を公開しました!|情報デザイン学科(仮称)
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