教養講座
変化する世界の食料・農業情勢-今後、私たちの食卓はどうなるのか―
変化する世界の食料・農業情勢-今後、私たちの食卓はどうなるのか―
近年は日本経済が停滞してもグローバリゼーションの恩恵から豊富な食料を安く輸入することにより国民の食生活は豊かになりましたが、最近は気候変動、地政学リスクなど、世界的に不確実性が高まっています。この講座では将来に備えるべく、世界の食料の現在までの推移を概観し、その未来の行方を考えます。また、食と健康・老化や文化との関係についても触れたいと思います。
| 開催日時 | 2026年11月14日(土) 13:30~15:00 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 会場 | ヨゼフホール |
| 申し込み受付期間 | 2026年6月2日(火)~2026年11月13日(金) |
| 申し込み方法 | 「申し込みフォーム」からお申し込みください |
講師プロフィール

上林 篤幸
本学 情報デザイン学科 教授
これまでフードシステム(上流の農産物から下流の食品まで)に関する経済分析に一貫して取り組んできました。私の主な研究フィールドは食料・農業分野を対象としたモデルをベースにした実証ミクロ経済学,とりわけこれらのマーケットに内在するリスク評価です。私がこれらを研究対象としている理由は,食料の大部分を海外に依存する我が国にとってこれらのリスクは食料安全保障に直結するからです。実際にこの数年で地域紛争、気候変動や温暖化の影響からリスクが明確に顕在化し、2024年夏以来のコメの価格高騰に代表されるように、全般的に食品価格は上昇しています。リスクを適正に評価するとともに、岡山県や中国地方がどのような対策を講じる事ができるのかを深く考えていきたいと思います。
また上記の研究を進めていく過程で、経済は食品という「部分」からよりまず「全体」から見なければ理解できないという事を痛感し、現在はグローバル経済や物価、金利、為替、景気など、世界を駆け巡る「モノ」「マネー」「情報」の働き、すなわちマクロ経済に興味の視点が移っています。
2024年ノーベル経済学賞受賞のアセモグル教授は「「経済学の良い問い」とは、個人や社会にとって重要な課題に取り組んだものである。」と著書「ミクロ経済学」(=教員の担当授業の教科書)で述べていますが全く同感です。毎日「日本経済新聞」を読み、今世界、日本、中国地方や岡山では何が問題になっているかを把握することを心がけています。
