2024年12月19日(木)16時半より、本学ノートルダムホール本館 100NDにて、星野神父様(カトリック岡山教会)の司式により、クリスマスミサが執り行われました。
クリスマスはもともと「キリストのミサ」という意味の言葉です。カトリック大学である本学では、ミサという祭儀をつうじて、キリストの降誕をお祝いします。
この日のミサは、キャンドルの灯りに先導され、神父様の腕に抱かれた幼子イエスが祭壇傍に飾られて始まりました。
ミサは、5つの部分から構成されています。
・「開祭の儀」…ミサの始まりを告げ、私たち人間を、各人が持つ弱さも含めて受け入れてくださるよう、神に願い求める
・「ことばの典礼」…この世界の創造主かつ全能の父である神や、私たちの「主」であり、神のひとり子であるイエス・キリストの、みことばである聖書や福音の朗読,参列者の代表による共同祈願に耳を傾ける
・「感謝の典礼」...ミサの中心部であり、イエス・キリストの十字架の愛の犠牲を象徴する最後の晩餐が再現される。
パンとぶどう酒を祭壇に奉納し、司祭(神父様)はそれを形態を変えずにイエス・キリストの体と血に変化させ(聖変化)、人類の救いのために父なる神にささげる
・「交わりの儀」...参列者の一致と、この世界の平和を祈り、
・「閉祭の儀」...「司祭による祝福と派遣が行われ、
星野神父による司式
侍者を務めた学生たち
それぞれの部分において、私たち参列者はイエス・キリストの降誕への祝福・今年も聖なる夜を迎えられたことに対する喜びを込めて、祈りの言葉を唱えたり、聖歌を歌ったりしました。また、ミサグループとして今回のミサ運営に参画した「キリスト教学III」の履修者は、侍者や先唱、朗読といった役割を果たし、今回のミサをより素晴らしいものにしてくれました。
当日の式次第です。
「キリスト教学Ⅲ」の履修生で構成された、 カードグループが作成したクリスマスカードです。 ミサの参列者全員にプレゼントされました。
ミサ終了後、本学ヨゼフホールラウンジに場所を移して、「クリスマスの祈り・集い」が行われました。会のはじめには、今もなお続いている紛争等が終結し、全世界に再び平和と喜びが訪れることを祈り、その後トラピストクッキーなど日本各地に所在する修道院で作られたお菓子や、飲み物をいただきながら、同じ夜を過ごした参加者同士で語らいの時を過ごしました。
両行事ともに学内外問わず、多くの方が参列・参加してくださいました。全員が一つになったことで、祈りに満ちた空間を作り上げることができたのではないかと思います。参列・参加してくださった皆様、ありがとうございました。
最終回となる次回のブログでは、一連のクリスマス行事を終えて感じたことを中心に綴ります。
(キリスト教学Ⅲ履修生)
・クリスマス特設サイト「幸せの光を あなたへ〜100年の祈りを込めて」
・清心のクリスマス2024(クリスマスを伝えるブログ)
・「キリスト教学Ⅲ」クリスマスシリーズ