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WEB卒論

2023.03.25

日本語日本文学科 WEB卒論(2022年度) ①

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日本語日本文学科

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WEB卒論

2022年度に本学を卒業した日本語日本文学科の学生たちに、卒業論文に取り組んだ体験について「WEB卒論」として語ってもらいました。あわせてゼミの教員からも、学生の卒業論文についてコメント・解説をしてもらうとともに、ゼミの紹介もしてもらいました。全5回です。
第1回は野澤ゼミと伊木ゼミです。

野澤ゼミ
木村真奈美さん
卒論題目:『好色一代女』における遊女時代の主人公について

私は、井原西鶴の『好色一代女』について研究をしました。『好色一代女』の主人公は当時の女性の様々な職業を遍歴しますが、中でも主人公の遊女時代について、江戸時代の遊女評判記を参照し、遊女としての主人公の意識や特徴を論じました。私は3年次から積極的に演習の講義を受け、卒業論文執筆への意識を強めていきました。卒業論文執筆のなかで、論文の構成に悩んだときは野澤先生にアドバイスを沢山頂きました。また、同じゼミ生と卒業論文を読み合い意見交換をすることで、自分の意見を明確にし、論文に必要な要素を見出すことができました。アドバイスや意見交換によって、論文の軸となる部分を意識しながら、自分では気づかなかった視点を取り入れることができたと思います。
 

国立国会図書館蔵『好色一代女』巻二、国立国会図書館デジタルコレクション(https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2544922/1/12)より抜粋

国立国会図書館蔵『好色一代女』巻二、国立国会図書館デジタルコレクション(https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2544922/1/12)より抜粋

ゼミの学内合宿の様子

ゼミの学内合宿の様子

卒論担当教員(野澤)から
木村さんは江戸時代の遊女の実態を記した『遊女評判記』という資料を用い、『好色一代女』を読み解くことにチャレンジしました。『遊女評判記』は学科科目「近世文学特講Ⅱ」でも取り上げました。また、3年生以上が履修する演習では辞書や同時代資料を用いながら作品を実証的に読み解く練習をしています。学科での学びを活かし、自分自身で深めて、卒業論文に繋げたケースです。ゼミ活動としては、毎週のゼミで2名ずつの学生がそれぞれの研究の途中経過を発表し、ゼミ生同士で質疑応答を行いました。また、2022年の9月には3日間、各5時間ほど学内の教室で「缶詰」になって卒論執筆を進めました。その他、学生同士で自主的に卒論の読み合わせ、チェックなども行っていたようです。
 

伊木ゼミ
守安美咲さん
卒論題目:教育話法の研究―教職課程履修者の意識調査を対象として―

私は教師のより良い話し方について研究しました。人前で話すことが苦手な私にとって、現役の教師や教職課程履修者の話し方に対する意識を考察することは、自分自身の話し方を振り返るきっかけにもなりました。
卒業論文を書くにあたって苦労したことは、教員採用試験への対策と並行して進めていかなければならないことでした。計画的に卒業論文を執筆する必要があるため、3年生のときから少しずつ研究を進めていきました。
私は卒業後、教師として働きます。研究し、発見したことを実践に生かし、より良い教育者になることを目指して努力していきたいと思っています。

卒論担当教員(伊木)から
伊木ゼミでは、多くのゼミ生が国語科教育に関する研究に取り組んでいます。国語科教育に関する研究テーマは、話すこと・聞くことの教育、書くことの教育、読むことの教育、古典教育、読書生活の指導など多岐にわたります。守安美咲さんは、自己の問題意識に基づいて教育話法の研究に取り組みました。先行研究を踏まえ、教職課程履修者への意識調査を実施し、教職課程における教育話法に関する学びの重要性を明らかにしました。

日本語日本文学科WEB卒論
日本語日本文学科(学科紹介)
日本語日本文学科(ブログ)
野澤真樹講師(教員紹介)
伊木洋教授(教員紹介)
WEB卒論
 

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