• Youtube
  • TwitterTwitter
  • FacebookFacebook
  • LINELINE
  • InstagramInstagram
  • アクセス
  • 資料請求
  • お問合せ
  • 受験生サイト
  • ENGLISH
  • 検索検索

学生生活

2022.09.22

児童学科における学生の様子と教育上の取り組み|児童学科長

Twitter

Facebook

児童学科

学生生活

児童学科長
湯澤 美紀

今年度4月より対面授業を全面的に復活させ、前期を終えました。学生同士の賑やかな会話や活気ある授業が大学に戻ってきたところでございます。まだまだマスク越しで互いの声が聞きとりにくい場面があったり、密を避けるための配慮を重ねながらであったりするため、学生のみなさんには不便さを感じさせてしまうことも多々あったことと思います。

私たち教員一同、今後とも授業改善をはかり、学生にとりまして、充実した学びや体験の土台を作っていけるよう、引き続き努力をしていく所存でございます。保護者の皆さまにおかれましては、温かなまなざしで見守っていただけましたら幸甚です。

なお、本学にはアドバイザー制度がございます。児童学科では、1、2年次には同一の教員が、3、4年次には主にゼミ教員が、一人ひとりの学生に対してアドバイザーとして担当します。授業や生活全般、また進路に迷った際にはいつでも相談できる体制を組んでおります。何かあればいつでもアドバイザーに相談するよう、ご家庭でも学生に促していただけたらと思います。

以下、学年ごとに4月以降の学生の様子を紹介したいと思います。
 

1年生
4月、新入生を迎えるための新入生歓迎オリエンテーションを実施しました。これは、4年生リーダーが数ヶ月にわたり準備して実施する体験型プログラムであり、友だちづくりや学内での居場所づくりを目指したものです。1年生たちは、4年生リーダーと一緒に学内を探索したり、4年間の生活の流れをプレゼン形式で学んだりしました。

その後、大学での学び方を学ぶ授業(初年次教育)である「総合演習」を中心に、授業関連の情報交換用プラットフォームとして活用しているmanabafolioの利用方法や遠隔授業の受講方法などのノウハウが周知されました。

5月、ロシアによるウクライナ侵攻が終わる気配のない中、「総合演習」では池上彰先生(ジャーナリスト、名城大学教授)を特別講師としてお招きしました。正しく情報を得ていくこと、また、自分たちでそれらを分析していく力を身につけていくことの必要性と重要性を、現前の世界情勢と関連させながら認識する機会となったようです。

9月、学生は2日間に分けて、学内にある附属小学校ならびに附属幼稚園にて観察実習を行いました。子どもの目線にたって優しく話しかける学生たちの姿がいたるところで見られました。学生はそこでの経験を踏まえ、小学校教諭・特別支援学校教諭を目指すのか、幼稚園教諭・保育士を目指すのか、今後、選択していくことになります。

すでに、教職指導も行っておりますので、ご家庭でも、進路に関する話題が上っているかもしれません。その際には、耳を傾けてあげてください。

2年生
教職・保育職関連の授業も増えてくると同時に、ボランティア活動も積極的に行いながら、実践的な学びを深めることができる学年です。

昨年度までは、コロナ感染症拡大のため、なかなかボランティアの機会を大学としても設定することができませんでしたが、今年度からは感染防止に努めることで、4月以降、ボランティアを引き受けてくれる学校園が増えてきました。

現在は、大学内の教職支援センターを中心に、学生の希望を受け、ボランティア先との調整が盛んに行われています。保育士課程に在籍する学生は、後期に保育所での実習に参加予定ですので、授業内容もより実践的になってきているところです。

また、全学生にとって、後期になると3年次以降の研究室の選択に向け、いろんな研究領域に関心を向け始めます。自分の関心に応じた研究室選択をしてもらえたらと思います。
 
3年生
保育士課程に在籍する学生は、6月に施設実習を、実地にて無事に終えることができました。

小学校課程に在籍する学生の中には、9月においてすでに附属小学校で第1期の教育実習を終えた学生がいます。休み時間には、校庭を子どもたちと元気に駆け回る学生の姿を見ることができました。10月からは、小学校課程(公立小学校と附属小学校での第2期)ならびに幼稚園課程の学生全員が実習に行きます。

これまで、実際の授業場面や保育場面を想定した模擬授業・模擬保育を、様々な授業科目で行ってきているところですが、いよいよその成果が発揮されることになります。

実習後は、ゼミに分かれた学習が開始します。1年半後の卒業論文提出あるいは卒業制作展覧会(絵画コース)や卒業発表会(ピアノコース・声楽コース)に向けて、着々と研鑽を積むことになります。

教職・保育職の採用試験に向けた準備も、実習後に本格的に開始します。教職支援センターが企画する多様な講座に参加したり、個人面談を行ったりといったことが増えてきます。一方、就職を希望する学生は、インターンシップに参加したり、学内のキャリアサポートセンターに相談に行ったりするなどして、自らの適性に応じた職種選びへと進んでいくことになります。
 

4年生
保育士課程に在籍する学生は、6月に保育所実習あるいは施設実習を、実地にて無事に終えることができました。また、小学校課程に在籍する学生のうち特別支援学校教諭の免許取得を目指す学生は、順次、特別支援学校での教育実習を行っています。

教職・保育職の採用試験に向けては,3年次に引き続き、教職支援センターを中心に、試験対策が行われてきております。大学の閉鎖期間中も、附属小学校の施設を利用し、対策講座を実施いたしました。また、教職支援センターが企画する講座以外にも、インクルーシブ教育研究センターが企画する勉強会もあります。

加えて、学科内の現場経験の豊富な教員が学生の個別相談に応じたり、面接練習や実技練習のための時間をつくったりと、学生の夢の実現に向け、チーム清心で頑張っています。

昨今は、小学校教諭・特別支援学校教諭・幼稚園教諭・保育教諭・保育士といった職種にに加え、療育施設や児童養護施設等のスタッフとして活躍する卒業生も増えてきています。社会の変化とともに教育・保育領域の就職先の幅も広がってきている点は、近年の特徴と言えます。

一般就職を希望する学生に対しては、学内のキャリアサポートセンターや学科のキャリアサポート委員が情報収集をしながら、必要な情報はいつでも提供できる体制で動いています。

卒業研究に関しては、感染症対策を十分とりながら、ゼミ単位で指導を行っています。また、大学院進学を希望する学生も複数おり、卒業研究の学びをさらに深めたり、新たな研究領域に足を踏み出す学生もいます。

学生の進路は多様ですが、一人ひとりの学生が自らの信じる道を歩き出していけるよう、教員をはじめ大学のスタッフ一同、全力で学生を応援しています。

学科ブログ
その他、学科の取り組みや様々なニュースは、大学ホームページの学科ブログで掲載しています。授業の様子など、引き続き、同ブログにて掲載していきますので、ご覧いただけましたら幸いです。
教員紹介
各教員の専門領域につきましては、大学ホームページに掲載しています。
教員紹介ページはこちらから
今月はNHKにて、村中李衣(教授)の取り組みが紹介されました。

■2022年9月9日(金)19:30~19:55           
NHK総合テレビ「コネクト」
「塀の中と外をどうつなぐ?~絵本を読みあう更生プログラム~」

■2022年9月12日(月)20:00~20:30
NHK教育テレビ「ハートネットTV」
「塀の外のわが子を思って ~絵本を読みあう女性受刑者たち~」


最後になりましたが,保護者の皆さまにおかれましては,本学科の教育に対するご理解とご支援に深く感謝申し上げるとともに、今後、ますますのご健勝をお祈り申し上げます。

児童学科における免許・資格の取得状況|教職・保育職の就職状況について
 こちらもご覧ください。

一覧にもどる