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現代社会学科

2022.08.12

西日本豪雨の記憶や教訓を後世に 現代社会学科 福田雄講師と学生が報告|現代社会学科

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社会連携・研究

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研究活動

8月6日(土)に開催された、2022年度岡山史料ネット総会・活動報告会「学生と考える西日本豪雨と地域社会―地域の記憶と記録を伝えるために―」において、本学から現代社会学科 福田雄講師と現代社会学科4年 藤本瑠奈さんが登壇しました。

福田雄講師は、2021年度現代社会学科の授業「社会調査実習」で、学生とともに被災地域の調査に関わり、授業での取り組み内容やそれらを通じて考えたことを報告しました。

社会調査実習とは、社会調査にかんする基礎的な知識・技能・応用力や調査倫理を身につけることを目的とした実習科目です。2021年度は「西日本豪雨災害と社会」というテーマが設定されました。現代社会学科の履修生19名が「防災と避難行動」「災害と記憶」「災害とボランティア」「災害とジェンダー」「災害と自治体」という5グループに分かれ、被災から3年が経過した時点における様々な取り組みや課題を調査し報告書にまとめました。【学生ブログ】現代社会学科|初めてのフィールドワーク|社会調査実習)

インタビューをもとに書き起こされた報告書からは、それぞれの語り手が震災前から行ってきた取り組みや、その取り組みの背景にある問題意識、多様な関心が生き生きと浮かび上がることがあります。フィールドワークの醍醐味は、地域社会の多様性や動態性が記述される点にあると、福田講師は指摘しました。
 
藤本瑠奈さんは、倉敷市の自主防災組織について調査した内容を紹介しました。教室での学びから外に出て、自らの五感を通して新たな学びを得られる楽しさを体感した一方、地域社会に入って充実したデータを得ることの難しさや、さまざまな葛藤があったことを話しました。

さらに総社市下原地区で自主防災組織の副本部長を務めている川田一馬さん、岡山史料ネットの松岡弘之さんからのコメント報告もあり、また参加者の方々との質疑応答を通して、災害をめぐる地域の記憶や記録をどう後世に伝えていくかについて議論が深められました。

討論の様子。現代社会学科の二階堂裕子教授(地域社会学)も参加。

討論の様子。現代社会学科の二階堂裕子教授(地域社会学)も参加。

災害の記憶や記録を、なぜ、何のために、どのように伝えるのか。研究者、学生、地域住民、行政、ボランティアなどの間で、どのような協働ができるのか。そして私たちは、生きるための「場」としての地域をいかに創造していくのか。
 
これからも現代社会学科では、大学内外でのさまざまな取り組みを通じて、地域の諸問題を考え続けていきます。(文責・久野洋)

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