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現代社会学科

2021.12.03

インドネシア・アチェの獅子舞(barongsai)|現代社会学科|現代社会学コース(宗教社会学)|福田雄講師

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学科ダイアリー

国際交流

  現代社会学科には、社会学(現代社会学コース)と歴史学(社会史コース)を専門とする教員が在籍しており、両学問分野の視点から、さまざまな話を聞くことできます。単一の専門に縛られない多様かつ柔軟な考え方を学ぶことによって、将来の可能性を広げていくことができるのです。
 今回は、宗教社会学を専門とする福田雄講師の調査地である、インドネシアのアチェのお話です。

 獅子舞は、日本の多くの地域でみられる民俗芸能です。地域によっては獅子ではなく虎だったり、鹿だったり、麒麟だったりが舞います。
 獅子舞が見られるのは、もちろん日本だけではありません。私が2014年から震災復興の現地調査を行なっているインドネシアのアチェという地域でも獅子舞(バロンサイといいます)があります。この地域は、中国の福建省や広東省からきたといわれる中国系住民が多く住んでいます。

 そこではこの写真のような獅子頭(ししがしら)を被って獅子舞を踊ります。同じ獅子舞でも動かし方や踊りに合わせる音楽など大きな違いがあります。しかしもちろん共通点もあります。アチェでも近年は若者が都会(アチェのあるスマトラ島でいうとメダンという大都市があります)に就労や就学を機に出て行ってしまうので、獅子舞の担い手が足りなくなり、存続が難しくなってきました。日本でも同様の問題が指摘されています。

 獅子舞という観点から様々な地域や文化を比較することで、その共通点や相違点を考えるということも大変興味深いテーマです。中四国の民俗芸能や祭礼に興味がある方は、ぜひ一緒に調査できればと思います。


福田雄講師(教員紹介)
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