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食品栄養学科

2021.09.16

<卒業研究紹介>完成!はじめてのカーボ早分かりブック|食品栄養学科|栄養生化学研究室

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食品栄養学科

授業・研究室

WEB卒論

2020年度卒業生の太田沙耶佳さん、桑村祐佳さんによる卒業研究「小児糖尿病サマーキャンプで学んだこと~はじめてのカーボ早分かりブックの作成~」による冊子が完成しました。くまさんが可愛い32ページのフルカラー冊子となっています。ブック中の挿絵もグラフも、すべて太田さんと桑村さんが2人で作成しました。2人からの冒頭のメッセージを紹介します。

「はじめてのカーボ早分かりブック」は、糖尿病や糖尿病のリスクがある方々が良好な血糖コントロールを維持できるように、そしてずっとずっと元気に過ごせることを願って作ったものです。「はじめてのカーボ早分かりブック」をきっか けに、皆さんがより健やかにお過ごしいただければ、これほど嬉しいことはありません。


 

 糖尿病という病気の名前を聞いたことがある人は多いと思います。「糖尿病が強く疑われる」、「糖尿病の可能性を否定できない」人を合わせると、日本では約 2000 万人になるといわれています。糖尿病は、血液の中のブドウ糖を調節する 働きをもつインスリンが、足りなくなったり効きにくくなったりする病気で、血 液の中のブドウ糖が増えて疲れやすくなったり、のどが渇いてたくさん水などを 飲んで、尿が多くなったり、体重が減ったりします。そして、適切に治療しないと、 神経や目や腎臓に障害を起こします。一方で、適切な食事療法や運動療法、お薬の使用により、健康な人と変わらない生活をずっと送れます。
 糖尿病には、おもに 1 型糖尿病と2 型糖尿病の2種類があります。一般に 1 型 糖尿病は、インスリンを作っている膵臓が破壊され、インスリンが欠乏すること、 2 型糖尿病は、膵臓でインスリンは作られていますが、量が十分ではないか、効きにくくなることが原因で発症します。私たちは 1 型糖尿病のサマーキャンプに参加して、そこでカーボカウントとよ ばれる食事療法に子どもたちと一緒にチャレンジしてきました。カーボカウント とは、血糖を高める効果の強い炭水化物に注目することで、おもに 1 型糖尿病の患者さんが自分の食事の炭水化物量(カーボ)と食前の血糖値から、食事の前に投与するインスリンの量を決める方法です。また、インスリンを使っていない糖尿病や糖尿病のリスクのある方でも、この方法を行い、適切な量の炭水化物を摂 取することで、食後の高血糖を回避できます。炭水化物の多い料理に注意して、 炭水化物以外の栄養素、エネルギーのバランスにも興味を持ってもらえたらと思います。

実は作成過程のほとんどは、コロナ禍によりオンラインで行われました。担当教員の山下と太田さん、桑村さんの3人でZOOMミーティングを重ね、メールでデータのやり取りをしました。ダイニ印刷さんに印刷製本をお願いして、出来上がった冊子を3人で実際に手に取ったときは「本当に出来ている!」と感動もひとしおでした。ブックの内容は下記から見ることができますが、冊子でご希望の方は、食品栄養学科 山下研究室までご連絡下さい(yamashita@m.ndsu.ac.jp)。


食品栄養学科(ブログ)
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山下美保教授(教員紹介)

はじめてのカーボ早分かりブック

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