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書道卒業制作展

2012.04.11

学生の作品紹介|第16回(2010年度)書道卒業制作展の出品作品(3)

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日本語日本文学科

書道卒業制作展

白井麻莉奈(吟月) 臨趙孟〔兆+頁〕『赤壁賦』
【所感】『丹楽帖』を書いたこともあり、趙孟〔兆+頁〕の書法がとても好きになりました。また、自然の美しさを楽しむ喜びや自然の変化と人間の存在という壮大なテーマで詠われた赤壁賦の意味にも心を惹かれました。いざ書いてみると文字の大きさがバラバラになってしまったりしましたが、趙孟?の線質の美しさを味わいながら書くことができました。

中嶋未緒(碧月) 一字書「幽」
【所感】この言葉を選んだ理由は、まず「幽」という漢字に魅かれ、意味も書を表すのにぴったりだと思ったからです。全体のバランスをとるのに、苦労しましたが、「幽」という字は形がとてもユニークで、書いていてとても書きごたえがありました。

仲村梨加(白虹) 臨嵯峨天皇『哭澄上人詩』
【所感】全紙作品は行書か草書を書きたいと思っており、草書体の作品をいろいろ見ていた時に『哭澄上人詩』の独特の雰囲気に惹かれました。気をつけたことは線の太い細いをはっきりとさせ、字に丸みを出し、かすれをきれいに出せるようにしたことです。全紙二枚を使う作品を書いたのは初めてで、何度も作品を遠くから見て、人の目にどのように映るのかを考えながら書きました。なかなか思うように書けず苦労しましたが、自分なりにこの作品の雰囲気を出すことができたと思います。

久光雅子(翠丘) 一字書「亀」
【所感】「亀」という字を篆書体で書いたものです。実際の亀の形が見てとれる、この「亀」という字に、生を与えた作品にしたいと思い、これを選びました。初めは、「亀」と一字で大きく書くつもりでしたが、小さい「亀」を三つ書いてみると、列をなした亀が、前へ前へと短い脚で歩く様子がよく感じられたので、この配置になりました。一番上の亀が頭だけないのは、より亀の躍動感を出すために、故意にはみ出させたものです。

宮島加奈(楓泉) 徒然草・第八十九段より
【所感】徒然草は高校時代から最も好きな作品でした。六月の教育実習でも生徒に教え、その中でも物語が面白い「猫又」を書くことにしました。普通に書きたくなかったので、猫の印を刻し、三宅先生からのアドバイスもあり、手紙のように書き上げました。書道という硬いイメージを打ち消す可愛らしい作品に仕上がって嬉しいです。

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