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児童学科

2017.03.01

児童学科│クリスマスのおくりもの ─ 音楽研究室|児童学科ブログ

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児童学科

児童学科ブログ 第34回

クリスマスのおくりもの ─ 音楽研究室

 2016年12月、児童学科・音楽研究室の3・4年生が作り上げた、クリスマス・コンサート。

 子ども達と家族に楽しんでもらったコンサートへの取り組みと、当日の様子を、写真でお伝えします。

 ■ ■ ■ ■ ■

 昨年度のクリスマスコンサートを終えて、新4年生はすぐに台本作りに取り掛かります。いろいろな案が出ましたが、今年度のタイトルは「クリスマスのおくりもの」。テーマは、どんな人にも良いところがあり、ありのままの自分でいい! に決定です。4月になったら、物語のあらすじが3年生に伝えられ、4年生からアドヴァイスを受けながら3年生も初めての台本作りに取り組みます。

 夏休みまでに台本、作詩・作曲、大道具・衣装などのデザインを決定します。そして、夏休みに入ると、岡本直行先生(新見公立短期大学准教授)をお招きしてのご指導も受けながら、大道具制作に取り掛かり、同時進行で小道具、衣装制作も行われます。音楽研究室は、演奏だけしているイメージがあるかもしれませんが、電動ドリル、のこぎり、トンカチからミシンまで器用に何でも使いこなし、舞台に関わることすべて研究室のメンバー全員で作り上げていきます。夏休み明けからは演技や音楽の練習に取り組み、12月になると照明や音響をつけての最終の仕上げに取り掛かります。

 さあ、今年度のストーリーです。

 まず第一幕はおもちゃランド。もうすぐクリスマスを迎えるおもちゃランドでは、おもちゃたちが、サンタさんに子どもたちのところへ連れて行ってもらえるのを楽しみにしています。しかしロボットのライアンだけはなぜだか元気がありません。みんなが自分のいいところを自信を持って紹介している姿を見て、自分に自信がもてないライアンはその場から逃げ出してしまいます。

 第二幕、おもちゃ工場。おもちゃランドを逃げ出したライアンは、自分を作ってくれたおもちゃ工場の住人アタフと出会い、おもちゃ工場へ行くことにします。おもちゃ工場では、今年プレゼントされる最後の2体を作っているところでした。

 残り一体になったとき、急に雷が落ち、人形に命を吹き込む装置が壊れてしまいます! 急がないとサンタさんが来るまでに人形を完成できません。みんなはしばらく使われていなかった古い装置があることを思い出します。しかし、全員で動かそうとしてもさびついて動きません。みんなは力持ちのライアンに助けを求めます。最初は自信のなかったライアンもみんなの必死の説得に、試してみることにします。

 ライアンのおかげで機械も動き出し、最後の一体もついに完成します。そこでライアンは、小人たちが願いをこめて自分を作ってくれたこと、そして、自分にもいいところがあることを知ります。自分らしさを取り戻したライアンはおもちゃランドへ戻り、子どもたちのところへ届けられるのでした。

 コンサートの最後はメンバー全員でのクリスマスメドレーです。このような一年にも及ぶ創作活動を通して、学生たちはゼロから創造する楽しさや、みんなで一つの作品を完成させる喜びを感じていきます。そして、子どもたちの喜ぶ姿を見て、「苦労して作ってきて良かった」という達成感も味わい、大きく成長していきます。

今年の子どもたちへのプレゼント。毛糸で作ったクリスマスツリー。

今年の子どもたちへのプレゼント。毛糸で作ったクリスマスツリー。

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