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人間生活学科

2015.09.14

地域の暮らしにおける幸せ|豊田尚吾|生活経営学研究室

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人間生活学科

授業・研究室

最近、地域のプレミアム商品券(プレミアムつき商品券)が話題になりました。地方創生というキーワードは何度か耳にされた方も多いと思います。政府の「まち・ひと・しごと創生本部」のWEBサイトには「地方が成長する活力を取り戻し、人口減少を克服する」とのサブタイトルがついています。多くの地域における人口減少は紛れもない「事実」です。前段の成長する活力を取り戻すという言葉からは、以前あった活力がなくなっているとの問題意識を読み取ることができます。

 もちろん、地域(地方)が取り組むべき課題は経済成長だけではありません。その地域独自の問題があり、達成したい目標があるはずです。その目標を具体化しようと思うと、私の住んでいる地域には何が必要なのだろうかということを考えなければなりません。「地域の暮らしにおける幸せってなんだろう」と考えたことはありますか。幸せなんて人それぞれで、地域の幸せなんて存在しない、という考えもあるでしょう。それはそれでもっともです。

 ただ成熟した日本において、これから目指すべき社会のあり方を考えることは、もしかしたら役に立つかもしれません。例えば、行政の施策や、コミュニティの維持(場合によっては再構築かもしれません)に反映する可能性もあるでしょう。

 前置きが長くなりましたが、この7月に大阪ガス株式会社のエネルギー・文化研究所が発行している情報誌CELという雑誌で「幸せな地域の暮らしをつくる」という特集が組まれました。その冒頭、関西大学社会学部教授の草郷孝好さんと私の対談内容が掲載されています。タイトルは「対談 なぜ、いま『幸福感』なのか?」です。

大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 情報誌CEL110号

大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 情報誌CEL110号

草郷さんは愛知県の長久手市などで、実際に市民と一緒に「幸せのモノサシ」づくりに取り組んでおられ、それがどのような背景を持ち、どのような意味を持っているかを語っておられます。住民の幸福実感向上を目指す自治体同士が手を組んで生まれた「幸せリーグ」をご存知でしょうか。現在(2015年4月)全国で59の基礎自治体が参加しています。同雑誌には、幸せリーグに加盟している長久手市、京丹後市などの事例も紹介されています。

 地域と幸福感、この組み合わせに興味のある方も、どうも胡散臭いなと懐疑的な方も一度、この雑誌に目を通していただきたいと願っています。どのように感じられるにせよ、地域のあり方に対して深く考えてみる、よいきっかけになると思います。以下にリンクをはっています。
※情報誌CELはWEBサイトで全文閲覧可能です。電子ブック形式でコンピューター、スマホで見ることもできますし、PDF形式の記事をダウンロードすることも可能です。

情報誌CEL 110号「特集 幸せな地域の暮らしをつくる」トップページ

110号内記事「対談 なぜ、いま『幸福感』なのか?」ページ

 

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