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人間生活学科

2017.03.14

ゼミ研究内容紹介|中川敦子|生活経営学研究室

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人間生活学科

 就職活動の準備で忙しい2月の合間をぬって、当ゼミの3年生と神戸ファッション美術館や菊正宗酒造記念館、そして神戸市内を散策してきました。美術館では神戸開港からの150年に渡る服装史、朝ドラのモデルとなったファミリアの子ども服やグッズというべっぴん(特別品)等の展示が興味深く、楽しんでいたようです。

(神戸ファッション美術館にて)

(神戸ファッション美術館にて)

 また、卒業を控えた4年生は学生生活も本当に残り少なくなり、日々卒業関連行事のために毎日のように大学にやってきています。さて、昨年経過報告をさせていただいていた卒業論文は、どうなったのでしょうか。それについて簡単にご紹介しましょう。

 ファストファッションに関する一考察についての研究では、ファストファッションがなぜ安く売られているのかについて調べ、岡山市内のファストファッション店の現状と女子大生のファストファッションの利用実態とそれに対する意識を調査しました。そして、その問題点について述べ、今後のファストファッションとの向き合い方を提案しています。

 観光資源の活用に関する一考察についての研究では、倉敷市の観光と言えば美観地区がよく着目されますが、観光客増加を目指して同市内の児島の観光に着目しました。児島はジーンズの町として知られていますが鷲羽山などの自然資源にも恵まれています。そこで、この自然資源を盛り込んだ公共交通機関を利用した観光ルートを提案しました。

 ウェディングドレスに与えるベール丈の違いによる印象評価についての研究では、ウェディングドレス姿をより美しくするにはどうすればよいのか、ベールがウェディングドレス姿に影響を与えているのではと考え、ベール丈に着目しました。丈の違うベールをつけたウェディングドレス姿の印象評価を行い、ベール丈の違いとウェディングドレス姿の印象の関連について述べています。ベールがウェディングドレス姿のイメージ作りに重要であることを述べています。

 低年齢化する化粧についての研究では、子どもの化粧を取り上げ、キッズコスメと女児向けファッション雑誌を調査しました。子どもの化粧についてはファッション雑誌に登場するキッズモデルやテレビに登場する子役などの影響を受けていたようです。今後の情報社会における子どもの化粧のあり方を提案しています。

 スカートの形状と丈の違いが視覚イメージに与える影響についての研究では、タイト、フレアー、ギャザーの3種の形状やミニ、ノーマル、ミディの3種の丈の違いによるイメージ計量を行いました。合計9種類のスカート製作、写真撮影、印象評価、統計解析を行っています。スカートの形状や丈によって、そのイメージに違いがみられることがわかったようです。調査したときの流行にも左右されると思いますが、現在はノーマル丈とミディ丈のフレアースカートが調査に協力してくれた人たちの着用したいスカートだったようです。

 B級ご当地グルメによる観光まちづくりに関する一考察についての研究では、姫路市を取り上げ、B級ご当地グルメを使った観光まちづくりについて検討しました。B級ご当地グルメに姫路おでんを選定し、その現状を成功例である富士宮やきそばと比較検討し、その普及のための問題解決策を提案しています。

 鉢の色の違いから見る観葉植物の印象評価についての研究では、インテリアの一部としてよく使われる観葉植物に着目しました。多種多様な観葉植物の中から文献や雑誌に掲載頻度の高いポトスを選び、鉢の色は店舗調査で多かった色を6種選んでポトスと鉢を組み合わせた写真を作成して印象評価、分析を行いました。観葉植物と鉢の色の組み合わせ方によって印象が違うことから、これらが部屋のイメージ作りに一役買うと述べています。

 『婦人画報』にみる明治・大正期の束髪に関するについての研究では、明治から大正期に発行された婦人画報を用いて束髪関連の記事検索を行い、日本髪から束髪への変遷について考察しています。髪型の変化だけでなく、束髪関連の装飾品や用具などの値段を調べて家計の視点からも束髪の位置づけを行っています。

 約2年間かけて取り組んだ卒業論文。振り返ってみると一人一人の成長をみることが出来ます。この経験が社会人としての一助になればと祈っています。

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