• Youtube
  • TwitterTwitter
  • FacebookFacebook
  • LINELINE
  • InstagramInstagram
  • アクセス
  • 資料請求
  • お問合せ
  • 受験生サイト
  • ENGLISH
  • 検索検索

現代社会学科

2015.06.24

2014年度オープンキャンパス・ミニ講座報告

Twitter

Facebook

現代社会学科

学科ダイアリー

オープンキャンパスでは、ミニ講座を開催して、現代社会学科での"学び"の雰囲気をお伝えしています。2014年度のミニ講座のタイトルと担当者・内容は以下の通りでした。

*夏のオープンキャンパス
2014年9月15日
ミニ講座タイトル
「社会の中の婚姻と家族―"いま"と"むかし"―」

○山下 美紀 教授<家族社会学>
 アニメ「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」の家族は、三世代で暮らしている拡大家族です。しかし、統計資料や現実社会から見出される家族の実態は、これらアニメの世界とは違うようです。そもそも家族とは何なのでしょうか。「当たり前を問いなおす学問の入り口は"ここ!"」ということが示されたお話でした。

○西尾 和美 教授<日本社会史>
 平安時代から室町時代にかけての家族の食事風景を、絵画史料から抜き出して観察してみると、そこには"料理男子"が描かれている。「男は台所にも入らない」「家族のために料理するのは、妻や母の役割と愛情」とは、いつからの話なのでしょうか。ほかにもさまざまな仕事を持って働く女性の姿など、絵画史料が示す日常の風景には、先入観をくつがえすものがあるのではないでしょうか。

*秋のオープンキャンパス
2014年10月12日
ミニ講座タイトル
「現在と過去からアイデンティティを問い直す」

○中山 ちなみ 講師<社会心理学>
 サブタイトルは「「自分探し」にみる現代社会」。""私"をめぐる問いは個人の内面的な問題であるように思えますが、冷静にながめてみると、"私"とは他者の反応・評価を通して作られるもの、そして「いま・ここ」の社会に適応しようとした結果であることが理解される。思わず腕組みして考えてしまうお話でした。

○轟木 広太郎 准教授<ヨーロッパ社会史>
 サブタイトルは「19世紀ヨーロッパの犯罪者アイデンティティ―我々にとっての犯罪者とは何か?―」。18世紀までの犯罪者のアイデンティティと、19世紀のアイデンティティの違い、ひいては現在の犯罪者をめぐる環境とは。当たり前を掘り起し、どのような経緯で"当たり前"は形成されてきたのか。 犯罪者のほかにもキーワードはあるかもしれません。

*春のオープンキャンパス
2015年3月21日
ミニ講座タイトル
「世界に目を向けてみよう―世界遺産とグローバル化―」

○紺谷 亮一 教授<考古学>
 サブタイトルは「4,000年前の交易都市:キュルテペ(カニシュ)」。キュルテペはアッシリア・コロニー時代の中心地として栄えた商業都市。キュルテペ遺跡はカニシュ(遺丘)とカールム(商業都市)から構成される。カムールでは先物取引が行われていたことが出土品からわかる。スライドショー・CGを交えてのお話しでした。

○濱西 栄司 講師<社会集団・組織論>
 サブタイトルは「グローバル化とはなにか―社会学の観点から―」。人や物が地球規模で移動するという意味でのグローバル化ははるか昔から始まっていますが、やがて世界は近代的国家を中心に整理され、移動も制約されるようになりました。その後、国際化の時代をへて、現在のような「グローバル化」が再び開始されてゆきます。社会学ではその変化が、経済・政治・文化・社会生活(仕事・家族・友人関係・教育など)にもたらす影響について、多角的に考えてゆきます。

 現代社会学科では、高等学校では学ぶことができない社会学・民俗学・考古学の科目、そして高等学校までの授業とは一味ちがう地理学・歴史学の科目を提供しています。

 これからもミニ講座を通して、大学での新しい"学び"の世界、「自由」な"学び"の楽しさを、新しいテーマとこれまでと違う教員の組合せで紹介してゆきます。

(文責 藤實久美子)

一覧にもどる