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日本語日本文学科

2014.11.14

志多伯の豊年祭に行ってきました!(リレーエッセイ番外編)(2)

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日本語日本文学科

学科ダイアリー

志多伯の豊年祭に行ってきました!(リレーエッセイ番外編)(1)の続きを掲載します。
―――――
画像の場面は、獅子加那志に長老がお酒を献じているところと思われます。
「思われます」というのは、やりとりが全て沖縄の、格調高くてしかも恐らくは文語らしい言葉で話されていて、私にはさっぱり聞き取れないのです!
それでも何となく状況が分かるのは、みなさんの演技力のおかげです。それにしても獅子加那志は、私の知っている本土の獅子舞に比べて、毛も五色でとても鮮やかな姿です。
 その姿で、転がったり跳ねたり、色々な動きをして舞います。すっかり見入ってしまい、あまり写真が残っていません。

激しく舞った後、まだまだ暴れそうな風情のところを、付き添った人が手綱を強く引くようにして舞台から退場。満場の拍手を浴びておられました。

この日はNHKも中継をしていたようです。取材を受けられる獅子加那志。
お面をとると演じ手は若者のお二人でした。あの激しい動きを考えれば納得。
 
 この後も、集落の人たちが入れ替わり立ち替わり舞台に立ち、まさに住民総出のお祭りです。
 私が特に「東京音頭」をレコードで流す盆踊りで育った者だからかもしれませんが、舞台の上だけでなく、御簾の向こうで唄も楽器も自ら、というのはものすごいことのように思えます。
 ともかくどの演目も玄人裸足の熱演ぶりで、圧倒されました。住民の皆さんは劇団かなにかに所属しておられるのかな、と思ったくらいです。

 夜が更けるにつれて、舞台と旧暦8月15日の満月がどんどん明るくなっていきます。夜中までお祭りは続きますが、私はバスの時刻に追われて泣く泣く志多伯を後にしました。
 来る前は「一生に一度の機会」くらいの気持だったのですが、帰りに気づけば次の4年後のことを考えているような、強い求心力のあるお祭りでした。

お祭りの当日も、お土産としても、ちょっと嬉しい志多伯豊年祭うちわ。
左下には「◎次回 七年忌豊年祭は、平成三十年に行われます。」と書いてあります。
 
【参照リンク】 
ウッタテ考|佐野 榮輝|日文エッセイ27
ウッタテ考 その2|星野 佳之|日文エッセイ131
  
DEEokinawa「志多伯の獅子加那志33年忌豊年祭」
 志多伯の豊年祭とウッタティについては、こちらのサイトがとても分かりやすく、また楽しく説明しているので、ぜひ参照してください。
盛大に獅子加那志 舞台で勇壮演舞
 2012年のウッタティに関する地元紙「琉球新報」の記事。

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