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人間生活学科

2019.02.13

ワンデーエクササイズ(建築まちづくり設計コンクール)への参加|上田恭嗣|生活環境学研究室

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人間生活学科

生活環境学研究室上田ゼミでは、毎年、岡山県内にある大学・短期大学・専門学校・工業高校の建築系専攻の学生たちに交じって、岡山の街づくりを考える建築設計コンクール(ワンデーエクササイズ)に参加しています。岡山にある建築設計事務所等が設立している岡山建築設計クラブが毎年主催しており、上田ゼミとしては今年度で15回目の参加になります。

今年の設計テーマは、私たちの大学の近くにある奉還町商店街の敷地を計画地として、学生のアイデアで「ほっとできる場所--きになるばしょ--」の建築空間を創り出す課題で、10チームが参加しました。

3年生のゼミ生9名全員でこの一つのテーマについて考え、アイデアを出しながら構想を練ってくれました。なかなか大学教育では、グループで一つの成果を求めて制作する機会は少なく、協力し合い創り上げる喜びがあります。放課後に活動するため、時間的な制約もありますが、みんなで作業分担も行い協力し合いながら一つの作品をつくり上げています。

今年の課題テーマから学生たちは設計タイトルを「伝統をCLTでつむぐ〜人を継ぎ人を育てる〜」と題し、設計図の作成に取りかかり模型を作りあげ提案しました。計画敷地は、奉還町商店街に面しており、多くの学生達の通学路として交差する位置で、商店街の重要な場所です。そこに、学生や地域の人が集まり、子供が遊べるような憩いの場を造り出そうとするアイデアを提案しています。

建物は、岡山県産の木材を用い、木材特有の断熱性と高い耐震性を持つCLT工法(板の層を各層で互いに直交するように積層接着した木製厚型パネル)を活用しています。木目や、木の肌触りを感じる心地の良い空間ができ、県北の森林資源を有効活用し環境にも人にも優しい建築を提案しています。

計画建物の全体模型

計画建物の全体模型

制作図面と模型  

制作図面と模型  

四角い建物は、カフェ&レストラン、シェアオフィス、スポーツジムが入った施設を考えています。木のぬくもりを感じながら、どの施設でも長時間自由に過ごすことができます。また、奥の楕円の建物には、ホテル、図書館、商店、地下には防音スタジオを設置し、周囲は、構造を兼ねた木の柱で包まれています。広場は、誰でも自由に使用のできる開放的な空間で、自分たちの時間を過ごすことができます。これらの施設では、世代間交流をすることもでき、生活を豊かにすることも願っています。材料である木材や敷地内の木々の緑を多く感じられることから、優しい雰囲気がつくられ、ぬくもりを感じられる「ほっとできる場所」になればと考え提案しています。

コンクール審査会では、日本で活躍している若手の建築家による審査もあり、ゼミ生は自分たちのまちづくりに関する考え方を発表いたしました。

発表の様子

発表の様子

表彰式 奨励賞を受賞しました

表彰式 奨励賞を受賞しました

このように、研究室では岡山の街について考えることも重要なテーマとして、学生ともども研究活動を行っています。

本年度の4年生ゼミによる卒業論文の題目は、以下のものです。各自の研究成果を学内で発表しました。

・現代における茶室空間の在り方

・倉敷市美観地区の観光まちづくり  

・宿場町矢掛のまちづくりに関する考察

・西川緑道公園筋・県庁通りにおける歩行者優先のまちづくり  

・丸亀市商店街における新たな提案  

・宇野港周辺の港町における活性化について

・雑誌『住宅』から見る1920年代の女性と台所

・現代の和室における床の間に関する一考察  

・ゆるキャラの取り組み--まちの活性化に向けて--

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