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生涯学習

2018.09.03

L・M・モンゴメリ研究所創設25周年とフェリーチェ講座「赤毛のアンの世界」|赤松 佳子教授

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L・M・モンゴメリ研究所創設25周年とフェリーチェ講座「赤毛のアンの世界」

赤松 佳子教授

 2018年6月、プリンス・エドワード島大学 (University of Prince Edward Island)において、第13回モンゴメリ国際会議(The L.M. Montgomery Institute's 13th Biennial Conference)の期間中に、本稿の題目にある研究所(L. M. Montgomery Institute)は、創設25周年を祝った。今回も研究発表をする機会に恵まれた私は、6月23日朝8時過ぎに、Kelley Memorial Buildingの外で行われた記念植樹祭に招かれ、その式典に参加することができた。
 L・M・モンゴメリ研究所は1993年、エリザベス・ロリンズ・エパリー博士(Dr. Elizabeth Rollins Epperly)の尽力によって設けられた。エパリー博士は、初の本格的なモンゴメリ作品研究書(The Fragrance of Sweet-Grass, 1992)をはじめ、さまざまなモンゴメリ関連書を出版してきただけでなく、女性として初めてプリンス・エドワード島大学学長になった(1995-1998)研究者である。中でも、1994年から隔年でテーマを定めて国際会議を開くきっかけを作り、モンゴメリ研究を牽引してきた。実は、この研究所の国際パトロンは2004年から日本の高円宮妃殿下である。そのため、2018年の日本人の国際会議参加者7名は、桜の記念植樹に呼ばれたのだった。黄金のシャベルを真ん中にして、珍しい状況の中で記念撮影が行われた。(写真1と2を参照)参列者には、桜の苗木が大きくなる25年後まで、ぜひ国際会議に来てほしいという声掛けがあった。そこまでの長期にわたって参加することは私には難しいが、モンゴメリ研究を通じて日加の友好関係が続くことは可能であろう。桜が大きくなるとともに、モンゴメリ研究がますます発展してほしいものである。
 なお、2018年の国際会議のテーマは「モンゴメリと読書」(L. M. Montgomery and Reading)であった。6月の会議を盛り上げるため、2017年9月から毎週火曜日に、モンゴメリ初の長編小説『赤毛のアン』(Anne of Green Gables, 1908)全38章を1章ずつ担当者が発表をするという、ウエッブ上読書会が行われ、私も第20章についてエッセイを発表した。今も、モンゴメリ研究所のサイトで読むことが可能である。
http://www.lmmontgomery.ca/anne-green-gables-read-long-chapter-xx-good-imagination-gone-wrong)

(1. 植樹祭参列者の集合写真)

(1. 植樹祭参列者の集合写真)

(2. 日加の友好を示す、植樹の記念プレート)

(2. 日加の友好を示す、植樹の記念プレート)

 また、国際会議では植樹祭と同日23日午後の「大人の世界を読む――教育・医療・法律」(Reading Adults: Education, Medicine, and Law)のセッションで、私はモンゴメリ作品を生涯学習の視点から取り上げ、ノートルダム清心女子大学の生涯学習講座フェリーチェの「赤毛のアンの世界」を紹介した。大人読者のためにも、モンゴメリ作品がいかに最適なテクストなのかを論じたのである。興味のある方は、今秋10月6日と11月10日に開催予定の二つの講座にぜひ参加していただきたい。二人の友人、モンゴメリ研究家・梶原由佳さんと写真家・吉村和敏さんの映像を交えたお話が行われる。(「文学への招待――赤毛のアンの世界」を参照: http://www.ndsu.ac.jp/felice/) 2015年から開催してきた本講座がますます充実していることを参加者に実感してもらえると、コーディネイターとして私は確信している。

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