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教員紹介|教員・スタッフのプロフィールをご紹介します。

長濱統彦准教授
長濱統彦
ナガハマ タカヒコ
所属 人間生活学部 食品栄養学科
職名 准教授

教員からのメッセージ

誰も見たことのないものをみて、常識と言われていることを覆す。世の中に娯楽は数あれど、こんなに愉快なことがあるだろうか?

Message

連絡先

nghmアットマークpost.ndsu.ac.jp

大学院担当

人間生活学研究科食品栄養学専攻

所属学会

日本菌学会、日本防菌防黴学会、日本農芸化学会

取得学位

農学博士

出身大学院・研究科等

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻

出身大学・専攻等

静岡大学農学部農芸化学科

職歴

海洋科学技術センター(現、独立行政法人海洋研究開発機構)研究員(平成8年4月~平成22年3月)
独立行政法人海洋研究開発機構 招聘研究員(平成22年4月~平成26年3月)
東筑紫短期大学 講師(平成22年4月~平成25年3月)

研究分野(キーワード)

食品衛生学、環境微生物学、応用微生物学

論文

Retrieval of deeply buried culturable fungi in marine subsurface sediments, Suruga-Bay, Japan. (2016) Fungal Ecology[査読あり原著論文、共著。駿河湾海底下掘削堆積物中の菌類多様性を培養法により明らかにした。Nagano, Y., Konishi, M., Nagahama, T., Kubota, T., Abe, F., & Yuji, H. ]

Involvement of flocculin in negative potential-applied ITO electrode adhesion of yeast cells. (2015) FEMS Yeast Research, 15(6), fov064. [査読あり原著論文、共著。二倍体酵母細胞のITO電極への接着現象と細胞壁上のFlocculinタンパクの相互作用を考察した。共著者:Koyama, S., Tsubouchi, T., Usui, K., Uematsu, K., Tame, A., Nogi, Y., Ohta, Y., Hatada, Y., Kato, C., Miwa, T., Toyofuku, T., Nagahama, T.,… Abe, F. ]

●Halosarpheia japonica sp. nov. (Halosphaeriales, Ascomycota) from marine habitats in Japan.  (2012) Mycological Progress 11, 85-92 [査読あり原著論文、共著(研究の立案、実験指導、論文校正)。横浜市金沢区八景島から採取した流木から、数種の海生菌を分離したところ、Halosarpheia属の新種が見出されたため報告した。本種は分子系統学的にも形態的にも他種との差異を有していた。日本近海のありふれた環境であっても、新たな海生菌類が見出されることがわかった。共著者:Abdel-Wahab, M. A. & Nagahama, T.]

●Fungal diversity in deep-sea extreme environments. (2012) Fungal Ecology.5(4), 463-471  [査読あり総説、共著。深海環境における真菌類の微生物相はこれまでほとんど未知であった。近年、菌類に対して分子生態学的取り組みが徐々に行われるようになってきたことで、細菌と同様、難培養系統の存在が明らかになってきた。その他にも直接観察されていない意外な系統群が出現している。その他、深海を中心とした海洋環境における、菌類多様性についての最近の研究の進捗をまとめた。共著者:Nagano, Y. & Nagahama, T.]

The Hadal Amphipod Hirondellea gigas Possessing a Unique Cellulase for Digesting Wooden Debris Buried in the Deepest Seafloor (2012) PLoS ONE, 7(8), e42727.  [査読あり原著論文、共著。世界最深のマリアナ海溝などに生息するヨコエビの1種、カイコウオオソコエビは、生物量の乏しい超深海において、何をエネルギー源としているかこれまで謎であった。このヨコエビにおける酵素活性を調べることで、繊維質を糖類に効率的に変える新たなセルラーゼを発見すると同時に。カイコウオオソコエビの食性の謎を突き止めることに成功した。また、本酵素は新規性が高く、バイオマス(生物資源)を基にした燃料や食料の生産に応用が期待できる。本研究は多くのマスコミに取り上げられ大きな話題となった。共著者:Kobayashi, H., Hatada, Y., Tsubouchi, T., Nagahama, T., & Takami, H.]

●Gesasha (Halosphaeriales, Ascomycota), a new genus with three new species from mangroves in Japan.  (2011) Nova Hedwigia 92, 497-512 [査読あり原著論文、共著(研究の立案、実験指導、論文校正)。沖縄県東村慶佐次マングローブ林から、極めて新規性の高い3種類の海生菌類が分離された。本菌類はHalosphaeriales目に属するものの、非常に独特な形態の子嚢を形成し、新属に相当する新規性を有していると考えられたため、新属Gesashaの新種として記載を行った。共著者:Abdel-Wahab, M. A. & Nagahama, T.]

●Yeast extract stimulates production of glycolipid biosurfactants, mannosylerythritol lipids, by Pseudozyma hubeiensis SY62.  (2011) Journal of Bioscience and Bioengineering 111(6), 702-5 [査読あり原著論文、共著(菌株の分離と培養、論文校正)。深海から分離されたバイオサーファクタント生産菌Pseudozyma hubeiensis SY62の培養条件を再検討し、大幅な生産能の改善を見出した。共著者:Konishi, M., Nagahama, T., Fukuoka, T., Morita, T., Imura, T., Kitamoto, D. & Hatada, Y.]

●Geofilum rubicundum gen. nov. sp. nov., isolated from a deep subseafloor sediment off the Shimokita Peninsula.  (2011) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology., in press.  [査読あり原著論文、共著(系統解析、論文校正)。下北半島1,180m海底下の掘削堆積物から分離された通性嫌気性細菌のひとつは、16S rDNA配列による比較において、最も近縁なものに対しても約91%の差異を有しており、Marinilabiliaceae科の新属新種に相当すると考えられたので、Geofilum rubicundumと命名し論文記載を行った。共著者:Miyazaki, M., Koide, O., Kobayashi, T., Mori, K., Shimamura, S., Nunoura, T., Imachi, H., Inagaki, F., Nagahama, T. et al.]

●Molecular evidence that deep-branching fungi are major fungal components in deep-sea methane cold-seep sediments.  (2011) Environmental Microbiology 13, 2359-2370. [査読あり原著論文、主著。ツボカビ類の遊走細胞は、菌類の陸上進出以前の祖先型を残しているものだと信じられている。深海冷湧水の環境DNAに基づく菌類多様性解析を行い、35系統型を見出した。ツボカビ関連系統など初期菌類が菌類クローンの過半数を占めた。これらは菌類の起源に近いものとLKM11クレードに位置付けられた。見出された糸状菌系統型の多くはリグニン分解能が報告されていることから、Dikarya菌類は深海においてリグニンの分解に関与しているかも知れない。共著者:Nagahama, T., Takahashi, E., Nagano, Y., Abdel-Wahab, M.A. & Miyazaki, M.]

●「深海環境における真菌多様性」 (2010) 高圧力の科学と技術 Vol. 20, No. 4.  [査読あり原著論文、共著(後半執筆)。近年になっていわゆる難培養微生物の生態系における影響の大きさが評価されつつあるが、真菌および真菌周辺真核微生物についても多くの系統群が分子的なアプローチから見出されてきている。深海や湖沼環境から検出されてきている真菌クローンについて、近年の研究進捗をまとめた。共著者:長野 由梨子、長濱 統彦]

●Phylogenetic evaluation of Cirrenalia and Cumulospora species with the description of eight new genera and four new species.  (2010) Mycological Progress, 9, 537-558. [査読あり原著論文、共著(実験指導、論文校正)。海生菌類の主要な属であるCirrenalia and Cumulosporaの分類について、系統進化学的な再検討を加えた。これまで考えられていたものと異なり、陸生Cirrenaliaをはじめ、多くの種はまったく別の系統群であることがわかったことから、分類学的に再配置を行った。共著者:Abdel-Wahab, M. A. , Lai Pang, K., Nagahama, T., Abdel-Aziz, F. A. & Jones, E. B. G.]

●Biosurfactant-producing yeast isolated from Calyptogena soyoae (deep-sea cold-seep clam) in the deep sea.  (2010) Journal of Bioscience and Bioengineering, 110(2), 169-175.  [査読あり原著論文、共著(菌株の分離と培養、論文校正)。相模湾メタン冷湧水域から採集されたシロウリガイから分離された酵母からバイオサーファクタント生産菌を見出した。本酵母はPseudozyma hubeiensisと同定され、本種からのバイオサーファクタント生産は初の報告であった。その性状も新規性が高いものであったのでここで報告する。共著者:Konishi, M., Fukuoka, T., Nagahama, T., Morita, T., Imura, T., Kitamoto, D. & Hatada, Y.]

●Fungal diversity in deep-sea sediments - the presence of novel fungal groups.  (2010) Fungal Ecology, 3(4), 316-325.  [査読あり原著論文、共著(共同研究立案、系統解析、論文校正)。多くの深海地点の堆積物からITSおよび5.8S rDNA配列菌類クローンを解析し、その菌類多様性を調べた。そこにはこれまで知られていなかった極めて新規性の高い多くの系統群が含まれていた。共著者:Nagano, Y., Nagahama, T., Hatada, Y., Nunoura, T., Takami, H., Miyazaki, J., Takai, K., et al.]

●Microbulbifer chitinilyticus sp. nov. and Microbulbifer okinawensis sp. nov., chitin-degrading bacteria isolated from mangrove forests.  (2010) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology 61, 2215-20 [査読あり原著論文、共著(サンプリング、論文校正)。沖縄県東村のマングローブ林サンプルから分離されたキチン分解菌3株が絶対好気的従属栄養菌であり、未知種であることを遺伝的・生理生化学的的に確認したため、Microbulbifer chitinilyticus と Microbulbifer okinawensis として新種記載を行った。共著者:Baba, A., Miyazaki, M., Nagahama, T. & Nogi, Y.]

●Two new Corollospora species and one new anamorph based on morphological and molecular data.  (2009) Mycoscience, 50(3), 147-155. [査読あり原著論文、共著(実験指導、論文校正)。エジプト地中海から分離した海生菌のうち、Corollospora属の特徴を有する2種が既知の特徴から形態学的に差異を持ち、系統学的にも種レベルの分岐をもっていたので、新種として報告した。また、既知種のアナモルフとして1種を記載した。共著者:Abdel-Wahab, M., Nagahama, T., & Abdel-Aziz, F.]

●AN-O4 Establishment and characterization of scorpion fish (Sebastiscus marmoratus) fin cell line KSG-1 (Section I Animal and Plant Cell Cultures).  (2009) Journal of bioscience and bioengineering 108, S5-S6. [査読あり原著論文、共著(かさご細胞の遺伝子解析と同一性の確認実験)。かさごのヒレ細胞からの株化を試みた。これまでと異なる血清を用いることで、初めてかさご細胞の株化に成功した。共著者:Konishi, S., Koyama, S., Hayashi, J., Nagahama, T., Horikoshi, K., Nojiri, K., Matsuoka, H., Kikuchi, M., Takeda, T. & Furusaki, S.]

●Amphritea japonica sp. nov. and Amphritea balenae sp. nov., isolated from the sediment adjacent to sperm whale carcasses off Kagoshima, Japan.  (2008) Int J Syst Evol Microbiol, 58(12), 2815-2820.  [査読あり原著論文、共著(サンプリング、論文校正)。Amphritea japonica sp. nov. and Amphritea balenae sp. nov.が鹿児島沖マッコウクジラ遺骸付近の堆積物から、新種細菌として見出された。共著者:Miyazaki, M., Nogi, Y., Fujiwara, Y., Kawato, M., Nagahama, T., Kubokawa, K., et al.]

●Dipodascus tetrasporeus sp. nov., an ascosporogenous yeast isolated from deep-sea sediments in the Japan Trench.  (2008) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology, 58(Pt 4), 1040-6.  [査読あり原著論文、主著。北西太平洋の深海底の堆積物から復元した分離株をDipodascaceae科の新種酵母Dipodascus tetrasporeus sp. nov.として記載した。Dipodascus, Galactomyces, Geotrichum属のなかで、4胞子子嚢を形成する唯一の種である。子嚢胞子はGalactomyces属に似ているが、子嚢の開裂はDipodascus属に特徴付けられる。本種は18Sと26S rDNA配列の連結データによる最尤法解析により、他種から10%以上の分岐があることが明らかになった。共著者:Nagahama, T., Abdel-Wahab, M. A., Nogi, Y., Miyazaki, M., Uematsu, K., Hamamoto, M., et al.]

●Rhodotorula pacifica sp. nov., a novel yeast species from sediment collected on the deep-sea floor of the north-west Pacific Ocean.  (2006) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology, 56(1), 295-299.  [査読あり原著論文、主著。北西大西洋の深海底から採取された堆積物からの発見された赤色酵母は新種であることが明らかになったため新種Rhodotorula pacificaと命名した。本種は相模湾海底堆積物と南太平洋マヌス海盆に共通に出現したことから、少なくとも太平洋域には普遍的に存在している可能性が示唆された。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., & Horikoshi, K.]

●Phylogenetic relationship within the Erythrobasidium clade: molecular phylogenies, secondary structure, and intron positions inferred from partial sequences of ribosomal RNA and elongation factor-1alpha genes.  (2006) The Journal of General and Applied Microbiology, 52(1), 37-45.  [査読あり原著論文、主著。Erythrobasidiumクレードの系統関係を18S rDNA, 5.8S rDNA, 26S rDNA, ITSs, EF-1aの各遺伝子を用いて調べた。全領域の連結データ解析では信頼できる系統樹が得られ、主要ユビキノンとしてQ10H2で特徴付けられる種の近縁が確認された。26S rRNAから予測された二次構造の違いは一次配列から得られた系統樹と主な分岐において一致していた。EF-1a遺伝子におけるイントロンの位置情報は近縁種間の系統推定に有用である可能性がある。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., Shimamura, S., & Horikoshi, K.]

●Characterization of cold- and high-pressure-active polygalacturonases from a deep-sea yeast, Cryptococcus liquefaciens strain N6.  (2006) Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 70(1), 296-299.   [査読あり原著論文、共著(微生物の遺伝子解析、論文校正)。Cryptococcus liquefaciens N6株は日本海溝から分離された深海酵母である。本酵母株は低温・高圧において活性を持つポリガラクチュロナーゼを生産していることがわかったので、そのさまざまな条件下における活性と特徴を報告する。共著者:Abe, F., Minegishi, H., Miura, T., Nagahama, T., Usami, R., & Horikoshi, K.]

●Survival of deep-sea shrimp (Alvinocaris sp.) during decompression and larval hatching at atmospheric pressure.  (2005) Marine Biotechnology (New York, N.Y.), 7(4), 272-278.  [査読あり原著論文、共著(シンカイエビの系統解析、同一性確認、論文校正)。加圧水槽において捕獲した十脚類アルビノカリス属シンカイエビは、漸進的に減圧することにより常圧への馴化が可能であることを示した。またその孵化が観察されたので報告した。共著者:Koyama, S., Nagahama, T., Ootsu, N., Takayama, T., Horii, M., Konishi, S., et al.]

●Zoologie - Mykologie Marine Darwinfinken und schwarze Pilze.  (2003) Biologie in unserer Zeit, 33(1), 11.  [査読あり原著論文、共著(深海からの黒色酵母株の分離)。海洋環境における黒色菌類は地理学的に大きく多様化しており、海洋環境におけるダーウィンフィンチといえる存在であるかも知れないことが示唆された。共著者:Kaselowsky, J., Hamamoto, M., Nagahama, T., Scholz, J., & Sterflinger, K.]

●Cryptococcus surugaensis sp. nov., a novel yeast species from sediment collected on the deep-sea floor of Suruga Bay.  (2003) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology, 53(6), 2095-2098. [査読あり原著論文、主著。駿河湾深海底から採取された堆積物から見つかった新種黄色酵母株が新種であることが明らかになったので、Cryptococcus surugaensis sp. nov.と命名した。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., Takaki, Y., & Horikoshi, K.]

●Rhodotorula benthica sp. nov. and Rhodotorula calyptogenae sp. nov., novel yeast species from animals collected from the deep-sea floor, and Rhodotorula lysiniphila sp. nov., which is related phylogenetically.  (2003) International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology, 53(3), 897-903.  [査読あり原著論文、主著。これまでRhodotorula minuta唯1種と同定されてきたものは、少なくとも7種に分けられ、うち2種が深海動物由来であり、生態的に動物と所縁のある酵母であることが示された。主にチューブワームから分離されたものをRhodotorula benthica sp. nov.、シロウリガイから分離されたものをRhodotorula calyptogenae sp. nov.、日本とパキスタンからかつて分離されたものをRhodotorula lysiniphila sp. nov.、と命名した。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., & Horikoshi, K.]

●Systematic study of basidiomycetous yeasts-evaluation of the ITS regions of rDNA to delimit species of the genus Rhodosporidium.  (2002) FEMS yeast research, 2(3), 409-413.   [査読あり原著論文、共著(酵母株の系統解析)。これまでDNA-DNAハイブリダイゼーションにより規定されてきたRhodosporidium属の種の定義を、rDNAのITS領域による相同値と比較検討することにより、担子菌酵母の種概念の再定義を行った。共著者:Hamamoto, M., Nagahama, T., & Tamura, M.]

●Distribution and identification of red yeasts in deep-sea environments around the northwest Pacific Ocean.  (2001) Antonie van Leeuwenhoek, 80(2), 101-110.  [査読あり原著論文、主著。北大平洋深海底から採取された深海堆積物や底生動物から分離された酵母種の分布を調べた。99株の酵母のうち40株が赤色酵母であった。赤色酵母の出現割合は、動物と堆積物によって大きく異なっていた。海洋酵母は陸上由来と考えられてきたが、我々の結果は酵母が深海に生息していることを暗示した。ITS-rDNAに基づく系統分類は、赤色酵母の種が動物と堆積物によって大きく異なり、動物からのみ出現する種が多数存在することを明らかにした。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., Takami, H., & Horikoshi, K.]

●Isolation of a highly copper-tolerant yeast, Cryptococcus sp., from the Japan Trench and the induction of superoxide dismutase activity by Cu2+.  (2001) Biotechnology Letters, 23(24), 2027-2034.  [査読あり原著論文、共著(微生物株の系統解析、論文校正)。深海底には熱水噴出孔など高濃度に金属が蓄積している海域が無数に存在する。我々は日本海溝から極めて銅イオン耐性の強い酵母株Cryptococcus sp.を分離した。この株は銅イオン存在下において、superoxide dismutaseを誘導していることがわかったため、その役割を推論した。共著者:Abe, F., Miura, T., Nagahama, T., Inoue, A., Usami, R., & Horikoshi, K.]

●Rhodotorula lamellibrachii sp. nov., a new yeast species from a tubeworm collected at the deep-sea floor in Sagami Bay and its phylogenetic analysis.  (2001) Antonie van Leeuwenhoek, 80(3), 317-323.  [査読あり原著論文、主著。相模湾深海底で採取されたハオリムシから多数の酵母株が分離された。そのうち、Erythrobasidiumクレードに属する酵母のひとつが新種であることが明らかになったので、Rhodotorula lamellibrachii sp. nov.と命名・記載した。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., & Horikoshi, K.]

●The Bacterium Isolated from Hirondellea gigas(Shinkaioosokoebi).  (2000) JAMSTEC Journal of Deep Sea Research, (17), 19-22.   [査読なし論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。水深10000mを超えるマリアナ海溝には無数の巨大端脚類シンカイオオソコエビHirondellea gigasが生息している。これはナマコ類を除くとこれまで観察された唯一の動物であり、そこにどのような微生物が共生しているか調べたところ、1種類の細菌が分離された。これは解析の結果Viblio属細菌と同定された。共著者:Kobayashi, H., & Nagahama, T.]

●Microbial Flora in Deep-Sea Sites Located Near the South Part of Japan.  (1999) JAMSTEC Journal of Deep Sea Research 1. Biology, (15), 35-39.   [査読なし論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。日本南部付近の深海域における微生物の生物多様性を16S rDNAを基準として調査した。多くの未知種が潜んでいることが明らかになった。共著者:Kobayashi, H., Takami, H., Nagahama, T., Inoue, A., & Horikoshi, K.]

●Phylogenetic relationship of Cephaliophora to nematophagous hyphomycetes including taxonomic and nomenclatural emendations of the genus Lecophagus.  (1999) Mycologia, 91(5), 830-835.   [査読あり原著論文、共著(微生物株の単離、実験指導)。これまで接合菌類として認知されてきたLecophagus属線虫捕食菌類は実は子嚢菌系の不完全菌類であることが形態および分子データから明らかになった。共著者:Tanabe, Y., Nagahama, T., Saikawa, M., & Sugiyama, J.]

●Biodiversity in deep-sea sites located near the south part of Japan.  (1999) Extremophiles, 3(2), 97-102.  [査読あり原著論文、共著(微生物株の系統解析、論文校正)。日本南部付近の深海域におけるバクテリアの生物多様性を16S rDNAを基準として調査した。多くの未知種が潜んでいることが明らかになった。共著者:Takami, H., Kobata, K., Nagahama, T., Kobayashi, H., Inoue, A., & Horikoshi, K.]

●Kluyveromyces nonfermentans sp. nov., a new yeast species isolated from the deep sea.  (1999) International Journal of Systematic Bacteriology, 49(4), 1899-1905.  [査読あり原著論文、主著。駿河湾と相模湾深海底から酵母の新種が発見されたため、これをKluyveromyces nonfermentans sp. nov.と命名、記載した。これは深海から見つけられた初めての酵母種であり、海生種であるK.aestuariiと近縁であった。共著者:Nagahama, T., Hamamoto, M., Nakase, T., & Horikoshi, K.]

●The phylogenetic relationships among species of the genus Metschnikowia Kamienski and its related genera based on the partial sequences of 18S and 26S ribosomal RNAs (Metschnikowiaceae).  (1995) Bulletin of the Faculty of Agriculture-Shizuoka University (Japan).   [査読なし論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてMetschnikowia属と関連酵母属種の系統関係を考察した。共著者:Yamada, Y., Nagahama, T., & Banno, I.]

●Phylogenetic divergence of the entomophthoralean fungi: evidence from nuclear 18S ribosomal RNA gene sequences.  (1995) Mycologia, 203-209.   [査読あり原著論文、主著。真菌類の中でも原始的であると考えられている下等菌類(ツボカビ類、接合菌類)における進化の道筋を調べるため、ハエカビ目接合菌類の核18SリボソームRNA遺伝子を調べた。Basidiobolus属は他の接合菌類から離れて鞭毛菌の一群と近縁であり、ハエカビ目は全く系統の異なる菌類の集合体であることが明らかとなった。これはこれまでの鞭毛菌から非鞭毛菌への直線的な進化を否定し、菌類進化上鞭毛の消失が複数回起きていたことを示唆している。共著者:Nagahama, T., Sato, H., Shimazu, M., & Sugiyama, J.]

●The phylogenetic relationships of the genus Sporopachydermia Rodrigues de Miranda(Saccharomycetaceae) based on the partial sequences of 18 S and 26 S ribosomal RNAs.  (1992) Journal of General and Applied Microbiology, 38(2), 179-183.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてSporopachydermia属酵母の系統関係を考察した。共著者:Yamada, Y., Maeda, K., Nagahama, T., Banno, I., & Lachance, M. A.]

●The molecular phylogeny of the ascomycetous yeast genus Holleya Yamada based on the partial sequences of 18 S and 26 S ribosomal ribonucleic acids.  (1991) Journal of General and Applied Microbiology, 37(2), 199-206.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいて子嚢菌酵母Holleya属の系統関係を考察した。同様に針状子嚢胞子を有するMetschinikowiaなどの他属に対して、系統的に乖離していることが明らかになった。共著者:Yamada, Y., Maeda, K., Nagahama, T., & Banno, I.]

●The molecular phylogeny of the Q9-equipped Ascomycetous teleomorphic yeast genus Debaryomyces lodder et Kreger-Van Rij based on the partial sequences of 18 S and 26 S ribosomal ribonucleic acids.  (1991) Journal of General and Applied Microbiology, 37(3), 277-288.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてDebaryomyces属の系統関係を考察した。同様に主要ユビキノンとしてQ-9を有する酵母属種との類縁関係が示唆された。共著者:Yamada, Y., Maeda, K., Nagahama, T., & Banno, I.]

●The phylogenetic relationship of Kurtzmanomyces tardus Gimenes-Jurado et van Uden (Cryptococcaceae) based on the partial sequences of 18S and 26S ribosomal RNAs.  (1991) Journal of General and Applied Microbiology, 37, 321-324.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいて Kurtzmanomyces tardusの系統関係を考察した。本種の特異性が系統的に確認された。共著者:Yamada, Y., Nagahama, T., Banno, I., Gimenez-Jurado, G., & van Uden, N.]

●The phylogenetic relationships of the Q6-equipped genera Torulaspora Lindner and Zygosaccharomyces Barker (Saccharomycetaceae) based on the partial sequences og 18S and 26S ribosomal ribonucleic acids.  (1991) Journal of General and Applied Microbiology, 37, 503-513.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてQ6含有酵母TorulasporaとZygosaccharomyces属の系統関係を考察した。共著者:Yamada, Y., Nagahama, T., & Banno, I.]

●The phylogenetic relationships of the Q9-equipped genus Schwanniomyces Klocker (Saccharomycetaceae) based on the partial sequences of 18S and 26S ribosomal RNAs.  (1991) Journal of General and Applied Microbiology, 37, 523-528.   [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてQ9含有酵母Schwaniomyces属の系統関係を考察した。共著者:Yamada, Y., & Nagahama, T.]

●The phylogenetic relationship of the genera Phaffia Miller, Yoneyama et Soneda and Cryptococcus Kutzing Emend. Phaff et Spencer (Cryptococcaceae) based on the partial sequences of 18S and 26S ribosomal ribonucleic acids.  (1990) Journal of General and Applied Microbiology, 36, 403-414. [査読あり原著論文、共著(微生物遺伝子実験、系統解析、論文校正)。18S and 26S rRNA塩基配列に基づいてPhaffiaとCryptococcus属の系統関係を考察した。Cryptococcus属酵母はキノンの分子種を反映した多系性を有していることが明らかになった。共著者:Yamada, Y., Nagahama, T., Kawasaki, H., & Banno, I.]

学会及び学会活動(役員など)

論文査読委員(Antonie van Leeuwenhoek, Deep-sea Research I, Extremophiles, International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology, Journal of General and Applied Microbiology, ISME Journal他)

著書

●Cold-adapted yeasts in deep-sea environments. In Cold-adapted Yeasts: Biodiversity, Adaptation Strategies and Biotechnological Significance,. Eds. Buzzini, Pietro, Margesin, Rosa . (平成25年) Springer-Verlag Berlin Heidelberg.  [査読なし総説、主著。深海から分離された酵母の多様性と低温・圧力への生理学的適応をまとめた総説。共著者:Nagano, Y., Nagahama, Y., Abe, F.。執筆ページpp 149-171。]

Cultured and Uncultured Fungal Diversity in Deep-Sea Environments. In Biology of Marine Fungi, Progress in Molecular and Subcellular Biology Series,. Eds. C. Raghukumar. (平成24年) Springer-Verlag Berlin Heidelberg.  [査読なし総説、主著。近年、菌類の分子生態学的取り組みが精力的に行われてきている。細菌と同様に、菌類の難培養系統の存在が明らかになり、深海環境においてもそれらは多くを占めることが報告されてきた。深海を中心とした海洋環境における、菌類クローンの研究の進捗をまとめ、培養が可能な系統と未だ可能になっていない系統を明確にすることで、今後の取り組みへの指針を示した。共著者:Nagahama, T. & Nagano, Y.。執筆ページpp 173-187。]

●Yeast Biodiversity in Freshwater, Marine and Deep-Sea Environments. In Biodiversity and Ecophysiology of Yeasts, Eds., C. Rosa and G. Peter.  (平成18年) Springer-Verlag Berlin Heidelberg.  [査読なし総説、主著。水環境における酵母の生物多様性に関する最近20年の進捗と、深海に生息する酵母類の分布に関する総説。深海底から採取された深海堆積物や、チューブワーム、シロウリガイなどの底生動物から分離された酵母の分布、さらに重金属耐性や産生酵素などの様々な能力にも注目して報告した。深海から見出された酵母は多くが新種であり、これらは新たな生物資源としても期待されている。著者:Nagahama, T.。執筆ページpp.241-262。]

●Fungal diversity and phylogeny with emphasis on 18S ribosomal DNA sequence divergence. In Microbial Diversity in Time and Space, , Eds., R. Colwell, U. Simidu and K. Ohwada.  (平成8年) Plenum Publishing Cooperation New York.   [査読なし総説、共著(後半部分執筆担当)。高等菌類と下等菌類のそれぞれについて、18S rDNA配列の分子系統から、その最新の知見について研究の進捗をまとめた。共著者:Sugiyama, J., Nagahama, T., & Nishida, H.。執筆ページpp.150–160。]

外部資金・競争的資金:科研費

●科学研究費補助金 研究課題名「低酸素環境に潜む初期菌類群「LKM11クレード」の実像と進化を探る」 2010-2012 基盤研究 (C)、課題番号22570105
●科学研究費補助金 研究課題名「海生菌類の分子系統」 2007-2008 特別研究員奨励費、課題番号18・06620
●科学研究費補助金 研究課題名「深海熱水冷湧水生態系における真菌類の多様性と未知原始菌類の探索および分離」 2006-2008 基盤研究 (C)、課題番号185701000001

外部資金・競争的資金:科研費以外

●公益財団法人発酵研究所一般研究助成 「嫌気的湖沼環境に潜む菌類様初期真核微生物群の多様性解明と培養への挑戦」(2014)
●東筑紫短期大学後援会研究費補助金「湖沼環境に食水媒介感染症のルーツを探る」(2011)

その他研究活動

●(平成28年度)日本菌学会大会「汽水堆積物中の菌類多様性と嫌気集積培養による変化」○西尾早生1) ・山田裕子1)・小林英城2)・長濱統彦1)(1)ノートルダム清心大;2)海洋研究開発機構)集積培養後のバルサ材に,特異的または高頻度に出現するCryptomycota OTUsがあり,植物性基質の分解に関わるCryptomycotaが存在する可能性が示唆された
●(平成28年度)日本菌学会大会「水環境DNA からLSU rDNAを増幅するための菌類特異的プライマーの比較評価」横山桃子1)、○長濱統彦1)、小林英城2)(1) ノートルダム清心大;2) 海洋研究開発機構)ITS-LSU rDNAを増幅するPCRプライマーとして、よく知られている7種の配列(Forward: ITS5, ITS1F, 58SR, Reverse: LR3, LR5, LR6, LR7)を選択し、12ペアについて評価を行った。
●(平成27年度)日本菌学会大会「クリプト菌門の共通性と特異性 -西日本の淡水湖沼における菌類多様性-」○西尾早生1)・阿賀由侑子1)・藤井利江1)・安井沙英1)・六田早織1)・島村繁2)・西真郎2)・小林英城2)・長濱統彦1)(1)ノートルダム清心大;2)海洋研究開発機構)極めて多様なクリプト菌門が,淡水湖沼において普遍的に存在し,かつ優占していることが明らかになった.
●(平成26年度)日本菌学会大会「湖沼堆積物における真菌様遺伝子の鉛直分布」○西尾早生1)・藤井利江1)・安井沙英1)・長野由梨子2)・西真郎2)・島村繁2)・長濱統彦1,2)(1)ノートルダム清心女子大学;2)海洋研究開発機構)中国地方の複数湖沼において,堆積物中真菌様真核微生物の深度ごとの多様性を調べるために,土壌抽出DNAに基づく多様性構造解析を行った.
●(平成22年度)周望学舎シニアカレッジ「地球の先住者、微生物から学ぶこと」講師 [地球生命の40億年の歴史のなかで、30億年は微生物のみが存在する世界であった。彼らは、現在も成層圏から深海底までこの地球のあらゆる場所に生息している。地球に暮らす微生物の多様性と進化について、わかりやすく解説し、身近な微生物の観察を行った。]
●(平成22年度)北九州市立則松市民センター講演会「食の安全~防げる食中毒~」講師 [食中毒を防ぐためには、まず食中毒の原因についてよく知ることが大切。それらがどのように食中毒を引き起こすのか、さらに、今どんな食中毒が増えているか、どんな危険があるのか、食中毒にならない食生活とは何か、など簡単に解説した。]

その他教育活動

陸上部顧問(2015~)

担当科目

所属学科

食品衛生学I、食品衛生学II、食品衛生学実験、生体防御論、生体防御論実験、基礎化学、健康の保持・増進I、微生物学、栄養学基礎演習、栄養学応用演習、栄養学総合演習、卒業研究

大学院

衛生微生物学特論、環境微生物学特論、食品学演習