ノートルダム清心女子大学

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教員紹介|教員・スタッフのプロフィールをご紹介します。

木下華子准教授
木下華子
キノシタ ハナコ
生年 1975年
所属 文学部 日本語日本文学科
職名 准教授

教員からのメッセージ

言葉は、私たちが生きていく上で欠かすことのできない大切なものです。その言葉を繊細に、先鋭的に、意識的に用い、「どう書くか」に徹底的にこだわったものが文学作品でしょう。「どう書くか」とは即ち、対象を「どう見るのか」「どう考えるのか」ということです。その対象とは、モノや景色であったり、言葉そのものであったり、目には見えぬ思想であったり、それを生み出す人であったりと、多岐にわたります。文学研究とは、生成し躍動する言葉の様を捉え、言葉の向こう側にある風景や心情を立ち上げることであるのと同時に、対象を言葉によって掴み取ろうと格闘する作者たちの思惟──「書く」行為、「書く」想い──に分け入ることでもあるのです。それはそのまま、自らの言葉・現代の言葉と向き合い、問い返し、見つめ直すことにつながります。言葉に興味を持ち、様々な角度から考えてみたい・表現してみたいと思う皆さんを、お待ちしています。

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所属学会

中世文学会
和歌文学会
西行学会
東京大学国語国文学会
ノートルダム清心女子大学日本語日本文学会

取得学位

博士(文学)

出身大学院・研究科等

東京大学大学院人文社会系研究科(日本語日本文学専門分野)単位取得退学 2006年

出身大学・専攻等

東京大学文学部卒業 1998年

職歴

白百合女子大学非常勤講師・東京大学史料編纂所特任研究員などを経て、2011年4月に本学専任講師。2014年4月より現職。

研究分野(キーワード)

日本の中世文学、特に鴨長明の諸作品と院政期から鎌倉時代にかけての和歌、及び和歌をめぐる様々な作品・言説を研究対象としています。

文学作品・文学研究と言うと、韻文である和歌、散文である物語・軍記・説話などのように、まずは、対象とする作品や作者の領域(ジャンル)が思い浮かびます。古来、言葉や作品をめぐる領域的な意識は、確実に存在しました。しかし、その一方で、「ジャンル横断的」な作者が中世には多く見られます。例えば『方丈記』の作者である鴨長明は、歌論的随筆『無名抄』や仏教説話集『発心集』、数多くの和歌を残しており、様々な領域にまたがる文筆活動を展開しました。つまり、個別の作品はそれぞれの領域に収められる存在であるけれども、それを生み出す作者たちは領域を超える多面的・総合的な存在であるということです。そのような表現意識とはいかなるものなのか。作品の基盤となる言葉は、領域を横断しながらどのように連関し、結び合い、生成されるのか。このような問題意識の下に、中世という時代における表現の様相を明らかにすることを目指し、作品論・表現論的アプローチからの研究を行っています。

論文

・「『源家長日記』の方法と始発期の後鳥羽院像」(『国語と国文学』93-4号、2016年4月)

・「升底切『金葉和歌集』零本についての書誌的報告」(木下華子・新美哲彦による共著)

(『ノートルダム清心女子大学紀要』39-1号、日本語・日本文学編、2015年3月)

・「『方丈記』の辻風」(『天空の文学史 雲・雪・風・雨』、笠間書院、2015年2月)

・「『発心集』の泣不動説話」(『清心語文』 16号、2014年9月)

・「『方丈記』論──作品成立の場と享受圏をめぐって──」(『中世の随筆 成立・展開と文体』 、竹林舎、2014年8月)

・「鴨長明の和歌観──『無名抄』「式部赤染勝劣事」「近代歌躰」から──」(『中世文学』58号、2013年6月)

・「「世の不思議」への視線──『方丈記』の記憶と文学性──」

(国文学研究資料館創立40周年特別展示「鴨長明とその時代 方丈記800年記念」図録、2012年5月)

・『方丈記』が我が身を語る方法(『国語と国文学』89-5号、2012年5月)

・『方丈記』終章の方法(『文学』13-2号、2012年3月)

木下華子|研究者|ReaD&Reserchmap

木下華子|論文検索|CiNii▶
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著書

・『鴨長明研究──表現の基層へ』(単著)(勉誠出版、2015年)

・『俊頼述懐百首全釈』(共著)(風間書房、2003年)

・『慈円難波百首全釈』(共著)(風間書房、2009年)

・『千年の百冊』(共著)(小学館、2013年)

和歌文学大系49『正治二年院初度百首』(共著)(明治書院、2016年)

『近世寺社伝資料『和州寺社記』・『伽藍開基記』』(共著)(和泉書院、2017年)

 

木下華子|著作紹介|Webcat plus▶
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外部資金・競争的資金:科研費

・研究活動スタート支援、鴨長明の総合的研究、2011年4月~2013年3月
・若手研究(B)、中世前期における記録文学の生成と展開、2013年4月~2016年3月
・基盤研究(C)、黒川家旧蔵資料の調査研究──江戸期の知識流通体系及び古典学の形成基盤の解明──、2016年4月~2019年3月

受賞等

・日本古典文学学術賞(第9回)、国文学研究資料館賛助会、2016年

その他研究活動

・国際日本文化研究センター共同研究員

その他教育活動

・NHK文化センター高松教室 講師

担当科目

所属学科

中世文学特講、中世文学講読、中世文学演習、古典文学基礎演習、古典文学入門、日本文学史