ノートルダム清心女子大学

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2017年04月01日

2017年度 入学宣誓式式辞

お知らせ

入学宣誓式式辞2017年4月1日

今日ここにノートルダム清心女子大学に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。ご列席の理事長、副学長、教職員ならびに在校生一同、皆さんのご入学を心よりお待ちしていました。また、これまで皆さんを育んでこられたご臨席の方々をはじめ、関係の方々にお祝い申し上げます。

今から36年前、1981年聖ヨハネ・パウロⅡ世教皇は、広島の平和公園から全世界に「過去を振り返ることは未来に対する責任をおうことです」と、「過去を振り返る」ことの重要性を語られました。
入学宣誓式にあたり、新入生の皆さんとノートルダム清心女子大学の過去を振り返りたいと思います。それは、ここに集う私たちが未来に対しての責任を負っているからです。

この物語りは、理事長先生のお言葉にもありましたように、1751年北フランスで生まれた聖ジュリー・ビリアートまで遡らなければなりません。教育の機会がわずかの人にしか与えらない状況のもと、自らも正規の学校教育を受ける機会がありませんでした。しかしながら、カトリック教会の信仰の中で、豊かな知性と常識を持つ少女に育ってゆきます。時代はフランス革命の動乱期、自身も30年にわたる病床生活を余儀なくされます。ノートルダム修道女会の名で教育事業を始めることを決意するとき、聖ジュリー53歳でした。
自らが受けることのできなかった教育の機会を、イエス・キリストの教え「人からしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」(ルカ福音書6章31節)の実践として教育事業を始めたのだと思います。
時は流れ、1924(大正13)年志しを継いだ6名のシスターが来日し、岡山の地で女子高等教育を始めます。
戦時下にあっては、アメリカ人シスターたちが「敵国人」として広島県三次で収容生活を余儀なくされた時代、1944(昭和19)年に本学の前身となる岡山清心女子専門学校が開設されます。岡山大空襲では、皆さんの先輩学生14名の尊い命が奪われました。
戦後1949(昭和24)年ノートルダム清心女子大学は、岡山県で最初の4年制女子大学として再出発します。初代学長シスター・メリー・コスカは、次のように語っています。

「わたしたちの大学の目的は、この国のすべての大学に通う女性に与えられた利点を欠くことなく、自由教育を実施していくことです。
私たちの大学は、知性と道徳の面で学生を成長させる機会をつくることに力を入れます。と申しますのは、知性と心は、あなた方の将来の職業といずれ参加することになる社会生活において適切な調和を育成するからです。」

ここに、善き神によって創造された人間が、真の自由人として真・善・美を追求する本学の基礎が築かれました。
偏狭な愛国民族主義の時代、軍国主義の時代、本学も苦難の時代を経て自由人の育成に尽力しました。言い換えれば、誰からも抑圧や強制、支配されることなく人間が人間らしくなること、知識面における成長だけでなく真理を探求する人間の人格(ペルソナ)を形成することを志向する「リベラル・アーツ」教育は、開学当時からの長い物語りの中で育まれてきました。

現在の大学は、建築家アントニン・レーモンドが設計し、1929(昭和4)年に建築されたノートルダムホール本館、東棟が、2007年7月、国の登録有形文化財として登録され、現在研究室、教室、祈りの場の聖堂として使用されています。皆さんは、文化財の中で学生生活を送ることになります。
また、「国際コミュニケーションコース」を英語英文学科に設け語学力だけでなくグローバル化に対応する教育、全学科においては従来からのきめ細やかな教職員の指導の下に教育、研究の充実が図られています。
ヨゼフホール1階には「ノートルダム清心女子大学歴史展示室」が設けられ、三万点を超える大学資料の一部展示を行い、本学の物語りと建学の精神を学ぶ場となっています。
愛の人ヘレン・ケラー、聖マザー・テレサなどが訪問され、姉妹大学、留学協定大学、学術交流協定大学を世界に持つ「世界に開かれた」大学、「リベラル・アーツ」を建学の精神に持つ大学でもあります。
しかしながら、本学のすばらしさは、ここに集う学生の皆さんにあると思います。皆さんが、本学で学べて良かったとの思いがすべてに優先するとも思います。
これから、世界の平和と発展に貢献する真の自由人を育む「リベラル・アーツ・カレッジ」ノートルダム清心女子大学の物語りを皆さんとともに紡いでゆきたいと思います。
 本日は、ご入学おめでとうございます。