2017年度の教育懇談会が9月30日(土)に本学で開催されました。

今回も300名近くの出席者があり、保護者の皆様の大学教育に対する強い関心と期待がうかがえました。

全体会では、まず原田豊己学長による挨拶があり、続いて学務部長による学生生活の現状や奨学金等の学生支援内容についての報告、そしてキャリアサポートセンター長による就職状況や支援内容についての説明がありました。

その後の学科別懇談では、教員の紹介に始まり、各学科の教育方針やカリキュラムの内容、免許・資格等について説明が行われました。

また、アドバイザー教員による個人懇談も行われました。


進路相談を中心に、就職状況や学生生活の様子など、保護者の方が日頃気になっている事柄について、個別に担当教員が相談に応じました。

皆様からのご意見をふまえ、今後もより充実した懇談会が開催できるよう、検討を重ねる予定です。

 

10月28日(土)と29日(日)には大学祭が開催されます。

実行委員として頑張っている学生や、クラブ活動の集大成がご覧になれると思います。保護者の皆様も是非ご来学いただき、キャンパスをめぐってみてください。

アドバイザー制度

大学祭のお知らせ

カトリック教会の祝日は、全教会において祝われるものと一定の修道会や場所においてのみ行われるものがあります。
教皇ピオ十二世(在位1939~1958)は、1950年11月1日全世界に向かって、マリアの被昇天を教義として公布しました。日付の8月15日については、皇帝マウリチウス(602年没)によって確定されますが、この当時は「神の母マリアの日」として祝われたようです。7世紀には、「聖マリアの(天国への)御誕生日(Natale sanctae Mariae)」とこの祝日が言われています。12世紀以降マリアの被昇天は、全教会の普遍的な信仰となりますが、全教会の祝日と宣言されるまでには長い年月が必要でした。


当日のミサの集会祈願は、次のように祈ります。

「全能永遠の神よ、あなたは、御ひとり子の母、汚れのないおとめマリアを、からだも魂も、ともに天の栄光に上げられました。信じる民がいつも天の国を求め、聖母とともに永遠の喜びに入ることができますように」


興味深いことは、日本語「被昇天」はピオ12世の表現を正当に表現するものでないとの指摘があることです。エバンヘリスタ著「マリア論入門」において、ピオ12世は、「assumpta」を使用するが「受け取られた」という意味しかないと指摘しています。さらに、同じ表現は詩編73.24に見られ「あなたは・・・・・私を栄光に受け入れるだろう」(共同訳:取られるであろう、フランシスコ会訳:引き取られる)と日本語に翻訳されることも述べています。

聖母の被昇天の祝日は、聖母マリアが天の栄光に迎え入れられたように、信じるすべての人々が聖母とともに天の栄光に受け入れられるという希望を新たにする祝日でしょう。


「ルーベンス 被昇天のマリア」
ベルギー アントウェルペン 聖母マリア大聖堂


学長・キリスト教文化研究所教授 原田豊己神父

原田豊己
キリスト教文化研究所

マタイによる福音(マタイ5・9)
「イエスは、この群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこで、イエスは口を開き、教えられた。...『平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる』...」


『平和を願う祈り』
 神よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
 憎しみのあるところに、愛を
 いさかいのあるところに、ゆるしを
 分裂のあるところに、一致を
 迷いのあるところに、信仰を
 誤りのあるところに、真理を
 絶望のあるところに、希望を
 悲しみのあるところに、喜びを
 闇のあるところに、光をもたらすことができますように。
 神よ、わたしに、慰められるよりも慰めることを
 理解されるよりも、理解することを
 愛されるよりも、愛することを望ませてください。
 自分を捨てて初めて自分を見いだし、
 ゆるしてこそゆるされ、
 死ぬことによってのみ、永遠のいのちによみがえることを深く悟らせてください。

 今日一緒にお祈りをした、「平和を願う祈り」は、1913年に作られたと言われています。1914年は第一次世界大戦が勃発しました。戦争の雰囲気の漂う中で、わたしたちが先ほど祈った祈りが作られました。1916年、教皇庁(バチカン)はこの祈りを公認して、全世界で祈るように定めました。困難な状況、たとえば、1945年、国際連合が結成されたとき、サンフランシスコの会議でこの祈りを唱えられたと伝えられています。また、国連事務総長ワルトハイムは、この祈りを1981年、大切なものとしてご自分の演説書簡に使いました。さらに、1997年には、マザー・テレサがノーベル平和賞を受けたとき、授賞式でこの祈りを唱えました。このように、平和を希求する多くの人たちによってこの祈りは祈り続けられています。特に戦争の雰囲気が漂うときに全世界でこの祈りは唱えられていきます。

 また、ローマ教皇ヨハネ23世は、1963年、東京オリンピックの前年、色々な国が独立していく時代、回勅『地上の平和』を出されました。その中で、平和を実現するためには、四つのことが必要だと述べています。ひとつは「真理」、これはお互いに誠実で、実直であること。「正義」、他人の権利を尊重し、おかさないこと。「愛」、お互いの幸せを望み、自分の幸せを惜しみなく他人に分け与えること。「自由」、誰も他人を抑圧してはならないこと、そして誰も抑圧から身を守るために暴力を用いてはならないこと。
キューバ危機、ケネディアメリカ大統領暗殺、ベトナムでも動乱が続き、日本では東京オリンピックを控え、高度経済成長のもとに開発が優先される、そのような時代にこの四つの真理、正義、愛、自由の大切さを教皇ヨハネ23世は全世界に向けて発表されたのです。

 同じように、1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世は、広島を訪れ、「過去を振り返ることは、将来に対する責任を負うことです。広島を考えることは、平和に対しての責任を担うことです」と平和メッセージを全世界に向けて発表されました。この時代は、モスクワオリンピックを、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻に対抗して西側諸国がボイコット。アメリカはイランと国交断絶、ポーランドでは労働者のストライキが拡大し、自由管理労働組合連帯の結成など、東西冷戦の危機にある時代でした。

 このように世界が危機にあるとき、わたしたちは、ほんの小さい力かもしれませんが、祈ることを行ってきました。祈りが人々の心を動かして、世界に平和をもたらすと思うからです。「平和の祈り」にあるように私たち一人ひとりが平和の道具となることができるように、今日ともに祈りたいと思います。

原田学長のお話  -2017/07/05 キ文研デー「思いを一つにして歩む」
原田神父の聖書朗読とお話より

キ文研デー「思いを一つにして歩む」を開催(ブログ)

2017年7月5日(水)18時~18時30分、キリスト教文化研究所主催「キ文研デー」を開催しました。場所は100NDでした。

キ文研デーとは、プログラムを通して、学生と教職員が知り合い、語り合う催しです。
テーマ「思いを一つにして歩む」のもと、聖書朗読と分かち合い、祈り、聖歌等を通じて平和について考え、学生、教職員約70名が、祈りました。

集いは、聖歌「暗やみに光」をグリークラブとともに歌うことから始まりました。

続いて、「平和を願う祈り」を全員で心を一つにして祈り、同じく聖歌「平和を願う祈り」をピアノ伴奏にあわせて歌いました。

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平和を願う祈り

神よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
憎しみのあるところに、愛を
いさかいのあるところに、ゆるしを
分裂のあるところに、一致を
迷いのあるところに、信仰を
誤りのあるところに、真理を
絶望のあるところに、希望を
悲しみのあるところに、喜びを
闇のあるところに、光をもたらすことができますように。
神よ、わたしに、慰められるよりも慰めることを
理解されるよりも、理解することを
愛されるよりも、愛することを望ませてください。
自分を捨てて初めて自分を見いだし、ゆるしてこそゆるされ、
死ぬことによってのみ、永遠のいのちによみがえることを
深く悟らせてください。
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共同祈願では、教員と学生が次のように祈りました。
「わたくしたちが出会う多くのできごとについて、思いの異なる人々と対話できる大切さを思います。
主よ、互いの思いを重ねられない時も、その対話を続けていける勇気と力をわたくしたちが持ち続けられますように。」
「主よ、差別や偏見に目を曇らせがちなわたくしたちを憐れんでください。
わたくしたちをあなたの知恵に従わせ、虐げられる人の痛みを見られる目を通して、平和を実現する力をお与えくださいますように。」


本学学長・原田豊己神父は
「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5章9節)
と聖書を朗読し、「平和の大切さ、平和を実現する力を心に留めてください」と呼びかけました。また現在の世界情勢を踏まえ、「今だからこそ、私たちのような小さな力でも平和の道具となることができるように祈りたい」と語りました。

最後に、聖歌「わたしをお使いください」を全員で歌い、閉会しました。


午前中の集中豪雨の影響で、急遽、学生スタッフの変更などがありましたが、カトリック研究会、グリークラブ、手話クラブの学生たちの協力、企画運営にあたった西井麻美教授・青山新吾准教授の尽力により、無事開催することができました。

キ文研デーに初めて参加した学生は「「平和を考える」というと、講演や集会などの平和運動を想像しがち。神聖な雰囲気の中で、聖書を読んだり、聖歌を歌ったりして、平和について考えられるのだと知った。」、「先生方と「思いを一つにした」という実感があった。参加してよかった。」と話しています。

日々のあわただしさから離れた静かな空間で、「平和」について考え、学生と教職員がそれぞれの立場を活かしつつ、「平和」への思いを共有することができました。


キリスト教文化研究所

2017年4月1日から6月30日まで、ヨゼフホールA 棟1階(ロビー、メディテーションルーム、応接室、大学歴史展示室)において、「ノートルダム清心学園シスター渡辺前理事長追悼展示」を行いました。
近県はもとより、遠方からも大勢の方がお越しくださいました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。
芳名録への記帳から、3ヶ月で500名以上の方が訪れてくださったことがわかります。

 ヨゼフホールロビーには、シスター渡辺がノートルダム清心女子大学学長就任から理事長をされていた時までの写真25点を展示しました。学生とスポーツを楽しむ姿や、授業風景などシスター渡辺が長年この学園で学生と触れ合ってきた様子を見ていただくことができました。

 メディテーションルームでは、学報Bulletin84号(1990年6月発行)に寄稿された『置かれたところで咲く花に』の直筆原稿と、愛用の万年筆を展示しました。

 応接室では、2月12日に行われた学園葬の様子をダイジェストで上映しました(約1時間)。学園葬当日には、3500名もの方が参列されましたが、会場に入ることができなかった方や遠方のためお越しいただけなかった方にもご覧いただけるようにと企画したものです。(学園葬上映は4月28日まで実施)

 そして、大学歴史展示室では、「シスター渡辺和子理事長 メモリアル~わたしたちとともに~」の映像(約10分)を上映しました。幼少期から学園理事長までの写真と、2016年4月の講義や1990年退任時の卒業式の映像です。学園葬のために、学園の教職員と学生が協力し前理事長への思いを込めて作り上げた映像となりました。

 いずれの展示も、在学生、同窓生、保護者の方はもとより、前理事長のご著書『置かれた場所で咲きなさい』に感銘を受けた方などにも、シスター渡辺前理事長を偲んでいただければと思い企画したものです。

 4月1日には2017年度入学宣誓式が挙行され、新入生、保護者の方が追悼展示に訪れ、大勢の方が渡辺前理事長を偲んでくださったことと思います。

 アンケートでは、「静かな空間、ゆとりのある展示で落ち着いて見ることができた」、「とても懐かしく、初心に返る思いがした」、「渡辺先生のまなざしと優しい声を聞けてとてもうれしかった」という声が寄せられました。

 資料編纂室として、このような展示を企画することで、第3代学長そして学園理事長であったシスター渡辺が大切にした思いを後世に伝えていくことができれば幸いです。

資料編纂室

清心アーカイブズ

今後の予定では、10月28日(土)に開催される 第54回大学祭において、シスター・セント・ジョン渡辺和子特別追悼展を企画しております。
大学祭の内容につきましては今後、大学ホームページでもお知らせいたします。ぜひご来場ください。

また、大学歴史展示室につきましては、通常通り開室しております。(平日9~16時、土曜9~12時)
本展示室では、建学の精神と理念、歴史、および伝統行事を紹介します。

追悼展および歴史展示室に関することは資料編纂室までお問い合わせください。

お問い合わせ
資料編纂室
TEL:086-252-3107