2017年5月13日(土)午前9時30分より本学記念館にて第66回キャップ・アンド・ガウン授与式が挙行されました。
天候はあいにくの曇りでしたが、式の開始を待つ学生たちや保護者の方々、関係者でにぎわっていました

キャップとガウンを身にまとった学士候補生たちが入場してきます。

学士候補生として認められた4年生たちは、凛とした声で高らかに祈りと宣誓を唱えます。
原田学長からの式辞に真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。


また、上智大学神学部教授 竹内修一先生より「いのちを整える」と題した講演を賜りました。
人とのかかわりの中で形成されるかけがえのない自分、そしてミッションスクールの特色を持った本学で学ぶことの意義を、改めて認識したことと思います。

 

 

 
 
キャップ・アンド・ガウン授与式を終え、来年の3月に行われるフッド授与式を経て、アカデミックドレスは完成されます。

新たな決意を胸に、卒業までの学生生活が実り多きものであることを願います。



アカデミックドレスとは?
本学の卒業関連行事

2017年
05月02日

聖母月

カトリック教会では、五月を聖母マリアをたたえる「聖母月」としています。
聖母マリアとはイエスの母のことです。英語でOur Lady、またフランス語でNotre Dameと呼んでいますが、どちらも「私たちの貴婦人」という意味で、後者はノートルダム清心女子大学の大学名の一部にもなっています。

マリア信仰は中世ヨーロッパで始まり、19世紀になるとローマ教皇によって教理として定義づけられました。
マリアは、神の恵みと特別なはからいによって、原罪と汚れがはじめからなかったとされています。(1854年のピウス9世による「無原罪のお宿り」の宣言については2016年12月のブログを参照。)

新約聖書には、マリアがイエスを生み、また彼の死にも立会ったことが記されています。
イエスの死後は弟子たちに母として敬われました。

マリアは、神の特別な恵みをうけていましたが、予期せずイエスを身ごもることになったり、またイエスの受難を見守ることになるなど、女性として、また母として特別の苦しみを経験しました。
しかし、神のはからいを従順に受け入れ、謙虚に祈りました。人々はそのようなマリアの姿にならおうとしてきました。

カトリック教会では、人々はマリアへの祈りを通じて、神へのとりなしを求めます。
かつてマリアへの祈りは「めでたし、聖寵みちみてるマリア、主御身と共にまします」と始まる「天使祝詞」でしたが、現在では、「アヴェ・マリアの祈り」として次のように唱えられています。

「アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、今も、死を迎える時も、お祈りください。」


古来、聖母は絵画に描かれたり、音楽によって賛美されてきました。
皆さんも、イタリアルネサンス期のラファエロの「聖母子像」や、フランスのシャルル・グノーの「アヴェ・マリア」を目にしたり、耳にしたことがあるでしょう。

ラファエロ 「聖母子」



日本では、五月は花の美しい、風のさわやかな季節です。聖母マリアをたたえるにはふさわしい時期と言えるでしょう。
毎年、ノートルダム清心女子大学附属幼稚園の園児たちが、校内の聖母像への聖母行列を行なうのもこの季節です。



キリスト教文化研究所 教授 小林修典

附属幼稚園の聖母行列はこちら

キリスト教文化研究所
小林修典

2017年
04月25日

春の風景

暖かくなってきてだんだんと過ごしやすくなってきました。

学内では様々な花が春の陽気を彩っています。

庭園マリア像に見守られながら咲き誇っているパンジー。


桜

桜も満開です。

花

これからあっという間に暑くなって梅雨がやってくるのでしょうが、この過ごしやすい季節を学生たちも思い思いの場所で楽しんでいるようでした。

キャンパスマップ

2017年4月1日(土)午前10時より、本学記念館にて入学宣誓式が挙行されました。
新入生文学部266名、人間生活学部325名、計591名と大学院生7名が式に臨みました。

記念館そばの桜の木

天候は晴れで、新入生たちの少しの緊張と、期待に溢れるような表情が印象的でした。

式典では、新入生の入場の後、新学長・原田神父の祈り、聖歌に続き、新入生宣誓が行われました。
新入生は「本学の学生として、学風進展に寄与することを固く約束いたします。」と一斉に宣誓し、本学の学生としての責任を自覚し、またこれから自分が選ぶ道、果たすべき役割に向かって決意を新たにしたことでしょう。

ディウィルデ神父祈りの様子


ノートルダム清心学園 Sr.津田理事長、およびノートルダム清心女子大学 原田学長からの祝辞、在学生からの歓迎の辞を受け、いよいよ大学生活に希望と期待で胸を膨らませたのではないでしょうか。

これからの4年間、学問研究、真理探究に専念すると同時に、学内の諸活動にも参加し、あらゆる経験をつみながら、自分のなかの可能性を広げていってほしいと思います。
2017年度新入生のクラスフラワーはバラ。東光のごとく明るく、バラのごとく芳しき愛徳をもって、、、これからの大学生活が実り多きものでありますように。

松のクラスフラワー

これからの日程ではオリエンテーションが続き、その間に各学科ごとに蒜山または吉備高原にて合宿オリエンテーションが実施されます。

建学の精神・教育理念
年間行事
クラスフラワー(2017年度新入生はバラです)

「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」
(ルカによる福音書10章41節)


 イエスを迎え入れた家で給仕に忙しく立ち働くマルタは、妹のマリアが手伝いもせずにイエスの足下に座って話に聞き入っていることに苛立ち、手伝うように言って下さい、と訴えます。するとイエスは、まあまあ落ち着いて、といったふうにマルタを諭しました。
 何だかマルタに同情したくなりますが、イエスはマリアを贔屓しているわけでも、マルタに冷たく当たっているわけでもないと思います。むしろイエスはマルタを信頼していたからこそ、そう言ったのではないでしょうか。マルタ、マルタ、と二度呼びかけているのは、イエスの共感と愛情の現れなのです。ヨハネ書(11 章)には、この姉妹の兄弟ラザロをイエスがよみがえらせる場面がありますが、そこでも泣き崩れるマリアに対して、毅然としてイエスを迎え、支えるマルタの姿が印象に残ります。
 思い悩み、苦しみに心乱されることは、人間が人間であるかぎり、逃れることのできないものでしょう。イエス自身もそのことを本当によく分かっていたはずです。しかし、その中でこそ人はそれぞれに与えられた「使命」に気づくことができるのだと、イエスは言いたいのではないでしょうか。マリアはその弱さを通じて与えられる祈りと聴従に、マルタはその気丈な健やかさに委ねられるケアの働きへと、それぞれに招かれているのです。
 マルタも良い方を選んだのだよ、それでいい。イエスはきっとそう続けたに違いないと、私は思います。


人間生活学科准教授 﨑川 修