庭だより 002 テイカカズラ|清心ダイアリー

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庭だより 002 テイカカズラ

2010. 06. 18

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西門近くのテイカカズラ。クリックで拡大、左右に現れる矢印で次々に写真を見ることができます。

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テイカカズラ

(キョウチクトウ科テイカカズラ属)

 西駐車場 楠木の下 フェンス近くに 乳白色でプロペラ状の小さい花をいっぱい咲かせています ほのかにジャスミンの香りに似た芳香があります 先日フェンスに絡まっているツルを切ると 白い樹液がポタポタ出てきました キョウチクトウ科なので 毒が有るのではと思い 調べてもらった所「トラチェロシド」が有り 樹液に触れるとかぶれることがあるようです 葉や茎は 漢方薬にも用いられます

 さて 名前テイカカズラの由来ですが 藤原定家没後約200年を経て 今から約600年前 室町時代の能役者・作家の金春禅竹(コンパルゼンチク)の作のようで 能の謡曲「定家(テイカ)」から来たと言われています

 物語は 死後にカズラとなって 恋する女(式子内親王 ※1)の墓石にまとわりつく 藤原定家 ※2 の 式子内親王に対する烈しい恋 自らも恋に燃えた内親王の妄執に苦しむ有様を 式子内親王を主人公にして描いたものです

 私も初めて読みました 読み進む内に 物語に引き込まれました もしかして 定家は 内親王が他の男に奪われまいと 毒のあるツタで防いでいたのかも知れません 興味のある方は読んでみて下さい

 なお 毒性については食品栄養学科 謡曲 定家関係は 日本語日本文学科の各先生方にご協力頂きました 有難うございました

 追 テイカカズラは 2007年度の改修工事で 駐車場が整備された時の植栽で植えられたものです

※1 式子内親王(ショクシナイシンノウ) 鎌倉時代 後白河天皇の第3皇室女 歌人でもあり 新古今和歌集では主要な作者でもあった
※2 藤原定家(フジワラノサダイエ) 鎌倉時代の公家、歌人 新古今和歌集の選者でもある)

2010/6/18 竹本記


 季節が変わるたび、いろんな表情を見せてくれる清心の庭。
 管財係 竹本育夫さんの「庭だより」でご紹介します。

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