アントニン・レーモンドの聖堂にて (2)|清心ダイアリー

人間生活学科長 上田恭嗣教授

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アントニン・レーモンドの聖堂にて (2)

■ 人間生活学科 教授・学科長 上田恭嗣(うえだ・やすつぐ)先生

2010. 07. 20

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 前回に引き続き、人間生活学科 上田恭嗣先生と一緒に、アントニン・レーモンドが設計した本学の聖堂を歩きます。

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(写真はすべて、クリックで拡大。左右に現れる矢印で、次々に見ることができます。)

 これが聖堂です。ミサが行われる場所でもありますが、キリスト教徒かどうかにかかわらず、 わたしたちが、ふと立ち止まり、憩い、祈る場所でもあります。
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 上田先生に解説していただきながら、聖堂の中に刻まれた美学に触れて過ごしました。
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 今回は特別に、屋上からの眺めを見せていただきました。
 歴史ある聖堂と、中央棟の現代建築が、一望できます。
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 修道院の庭には、キリスト像が見えます。
 あかるい日差しの一日でした。
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 上田先生、学生さんたちと聖堂を歩いて…
 とても楽しい時間でしたし、ふだんから目にしている聖堂をより深く知って、学生さんたちも生き生きとした表情でした。

 伝統ある建築 ─ その中に、いまの学生さんたちが日々過ごすことで、建物が生かされていること ─ それが、本当に素晴らしいことだと、上田先生は語られていました。
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 上田先生に出会って、建築家アントニン・レーモンドにあらためて敬意を抱き、彼に関する本を読んでみました。彼は、次のような言葉を残しています。

“自然は人工よりも美しい。
 単純さと軽快さは複雑なものより美しい。
 建物の広さにしても、材料にしても、節約は浪費よりも美しい結果を生む。
 そして、すべてこれらの美的要素は、建築の実用的、美的機能を中心として生まれなければならない”。

 単純さ、自然さ、正直さ、直截さ、経済性 ─ それが、レーモンドの「近代建築の原理」でした。(*)

* アントニン・レーモンド『私と近代建築』・三沢浩『アントニン・レーモンドの建築』(ともに鹿島出版会)より。本学のノートルダムホールもとりあげられています。


 真であり、善であるものは、美しい。
 飾らない誠実さの中に、自然の原点に向き合うたびに ─
 否定することのできない美しさが生まれる。

 清心と、そこに生き、そこから巣立っていく人々には、この建物と同じように、そんな歴史が受け継がれているように思います。
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(付記)
 6月30日、本学のホームページをリニューアルしました。
 このホームページは、すべてが手作りです。
 日々の風景を通じて、清心の清心らしさを、映していきたいと思います。
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