014 初夏の保育実習室から ― 保育の中のリベラル・アーツ
■ 伊藤美保子先生(いとう・みほこ 児童学科 講師)
2010. 06. 09
この4月から、あたらしく、清心に保育実習室ができました。
さまざまな授業が、この部屋でおこなわれています。
今日は、保育士課程を担当する伊藤美保子先生の授業、「保育内容総論」の時間に、この部屋におじゃましました。
保育実習室
保育実習室は、こんな部屋です。
実際に保育園の部屋にいるように、実習することができます。
これは、ちゃんと重みのある赤ちゃんの人形を抱いて、学生さんが世話しているところ。
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さまざまなおもちゃをはじめ、子どもたちを育てるための環境が、用意されています。
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実際に使って、遊んでみて、子どもたちの気持ちが分かります
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赤ちゃんの沐浴をおこなう設備もあります。やさしく、ていねいに体を洗ってあげているところ。少し前の授業「乳児保育」で撮られていた写真です。
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どの学生さんも、ひとりひとり、赤ちゃんを沐浴させてあげています。
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授業の前、少しだけ撮影をさせていただきました。
そこから伊藤先生は、“環境の観点からみた保育内容”について、しずかに板書をはじめられ、わたくしはおいとますることにしました。
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タイサンボクの庭
庭だより 1でご紹介したように、いま、正門のすぐそばには、タイサンボクの花が咲いています。
授業の最後に、先生は庭にちょうど咲いている、タイサンボクの木をみんなで見に行かれるとのことで、わたくしも参加させていただきました。
タイサンボクはマグノリアとも呼ばれ、香水にも使われます。
マグノリアの花の香り
この不可能な夢は 何を目指しているのだろう
私が何を見てきたのか
どんな写真にも 描き出せはしない _____ "The Scent of Magnolia"
甘くさわやかな香りは映し出せませんが…
学生さんとともにした体験の片鱗をお伝えしたいと思います。
タイサンボクからは、こんな手紙が届いていました。
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保育実習室を出て、花咲く庭をみんなで歩きます。
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タイサンボクの花は、こんな大きな花です。両の手のひらを広げても包みきれないくらいです。
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みんなで見ているうちに、高く咲いている花を見つけました。
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附属幼稚園のそばにも、タイサンボクの花が咲いています。
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落ちていた葉は硬く、つぼみをつつんでいた皮の裏側は、柔らかな手ざわりでした。
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みんな葉っぱを手に、保育実習室へと帰ります。一番左が、伊藤先生です。
季節の中の保育環境が、身近に実感できる時間でした。
移りゆく季節の中で、子どもたちと出会う保育の世界。
そこでは、あらゆる知が手をとりあい、結びあっています。
保育の実践知とか、暗黙知と言われるもの…
子どもたちに向ける保育者の思い…
その場に身を置いてみて、はじめて分かることがある。
大学という場所は、そんなところです。



