2017年
06月20日

ペンテコステ(聖霊降臨日)

イエス様が私たちの罪を購うために十字架に架けられ,死にて葬られて3日目に復活されたイースター(復活祭)から50日目に、キリストの弟子たちの上に天から聖霊がくだり、教会が誕生した日をペンテコステ(聖霊降臨日)と言います。

この出来事に関する聖書の記事は新約聖書の『使徒言行録』2章1節 - 42節にみられます。

それによれば、復活したイエスは弟子たちに「近いうちに聖霊が降る」ことを告げて(使徒言行録1章8節)、天に昇っていきます(キリストの昇天)。それから10日後、ユダヤ教の五旬祭の日に使徒とイエスの母や兄弟たち、イエスに従った女たちが集まって祈っていると、激しい風のような音が聞こえ、天から炎のような舌が一人ひとりの上に分かれて降ってきました。
集まって祈っていた信徒たちは聖霊に満たされ、さまざまな国の言葉(普通の人に理解できない「異言」ではなく、「外国語」のことである)で語り始めたのです。地中海世界全域に離散させられていたユダヤ人たちが、五旬祭のためにエルサレムに集まっていましたが、(パレスチナ出身の)信徒たちが地中海世界各地の言葉で語っているのを聞いて驚きました。
使途ペテロが中心になってイエスの死と復活の意味について語ると、多くの人が信じて洗礼を受け、使徒たちのグループに加わりました。

これが聖書の記述に著された聖霊降臨の出来事です。神様の恵みが聖霊を通して私たちの間に今も生き生きと働いており、その力によって教会が建てられているということです。
ペンテコステの色は赤、教会の色です。赤は聖霊の炎と、聖霊を受け世界に福音を述べ伝えた弟子達を象徴する色です。

エルグレコ 「聖霊降臨」


クリスチャンにとって、ペンテコステは希望の日です。それは、神様が聖霊を通して私達に今もなお働き続けていることを認識することによって与えられる希望です。その希望は私たち自身が、神そのものである聖霊による神との執り成しによって日々新たにされ、イエス・キリストの証人となることへと誘う力の源です。



キリスト教文化研究所所員・人間生活学科教授 平松正臣 

キリスト教文化研究所
平松正臣