2018年6月7日(木)から7月12日(木)までの毎週木曜日、本学学長原田豊己神父による清心フェリーチェ聖書講座「マルコによる福音書」を開催しました。
全6回の講座には各回約30人の受講者が参加し、聖書の「マルコによる福音書」の内容を深く読み解きました。

講座の様子

講座の様子

講演する原田学長

講演する原田学長

受講者の中に、本学附属幼稚園、附属小学校の卒業生がいらっしゃいましたので、本講座の感想をお聞きいたしました。



【受講者(本学附属幼稚園、附属小学校卒業生)】

原田神父様の幅広い研究の積み重ねと時折ユーモアを交えてお話頂きました。
教会のごミサで説教を聞くのとはまた一味違い、学問的に福音書を読むにあたっての書物が書かれた時代背景や当時の習慣、これまで多くの聖書の解説書がある中で、偏った捉え方にならないようにポイントを置いてお話くださいました。
また他の福音書との比較も含めながら聖書を書く側からの表現方法、逆に読み手側に立っての捉え方についてもお話しくださった点が印象深く残っています。
また、今後もこのような聖書を深く読み味わう講座を公開講座の中に一つは取り入れていただきたいと願っています。



清心フェリーチェではキリスト教文化、考古学、食文化等、様々な分野の講座を開講しています。ぜひご参加ください。

生涯学習センター「清心フェリーチェ」

7月21日(土)、清心フェリーチェ講座「〈星の王子さま〉に学ぶ~目に見えない大切なもの」第2回「人生をみちびく出会いの痕跡~遠藤周作、原民喜、サン=テグジュペリの文学と人生から」が開催されました。本学卒業の竹原陽子先生(国語国文学科(47期)1999年卒業、大学院日本語日本文学専攻 博士前期課程を2015年修了)を講師にお招きし、講演いただきました。

講座の様子

講座の様子

竹原先生は、作家で詩人の原民喜の文学研究家として多方面で活躍されています。
今回の講座では、ご専門の原民喜と遠藤周作、そしてサン=テグジュペリの「人生をみちびく出会いの痕跡」について話されました。

講演する竹原陽子氏

講演する竹原陽子先生

原民喜「夏の花」を紙芝居にしたスライドを用いながらの朗読では、ひとことひとこと心がこもった言葉に約40人の受講者が聞き入っていました。竹原先生は「『夏の花』をこれからも多くの人と読み継いでいきたい」と述べ、これからの活動への意気込みを語られました。受講者からは、「原田民喜とサン=テグジュペリが戦中の同時代を生きていることは知らなかった」、「人生の出会いについて深く考えさせられる内容だった」との感想がありました。

竹原先生から後輩の学生たちに向けてメッセージをいただきました。



私には、できないことが多くあり、たびたび失敗し、迷惑をかけ、いまも途方に暮れています。特に大学卒業後、一時期、アトピー性皮膚炎が悪化したことは、私の人生にとって大きな穴でした。しかし、そうしたマイナスと思われることも、人生を導くものであることを知らされています。
私は、学生時代はカトリック作家の遠藤周作の文学を研究し、卒業後に、広島で被爆した詩人原民喜(はら・たみき)の文学に出会って、在野で研究をするようになり、大学卒業から十年以上経って、大学院に社会人入学し、修士課程を修了しました。
遠藤周作の畏友であった井上洋治神父が「イエスの見た青空が見たい」と言われましたが、私も原民喜の見た青空を見たいと願い、原典に当たること、現場へ立つことの二点を大切にして追ってきました。すると、まだ知られていない事実に突き当たり、書かなければならないことになり、その連続で研究を続けています。
人は一人ひとり性格が違うように、それぞれ違う使命が与えられているようです。自分の力でできることはありませんが、母校のシスター方、先生方の祈りに支えられ、平和の道具として用いられますよう願って歩んでいます。
私は学生時代に初めて広島を訪れました。混迷極める現代社会にあって、ヒロシマは、立ち返るべき原点を教えてくれる地です。ぜひ学生時代に広島を訪れてください。



清心フェリーチェでは様々な講座を開講しています。ぜひご参加ください。

生涯学習センター「清心フェリーチェ」



2018年6月15日に表記特別講義を開催しました。講師の治部先生は、講演当時、国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター(センター長:野依良治氏<ノーベル化学賞受賞>)にお勤めで、MBA(McGill大学)を取得しておられ、医学博士(岡山大学)でいらっしゃいます。また、本学の卒業生でもありますので、後輩の学生たちに向けて、メッセージを寄せて頂きました。(社会教育主事課程 西井 麻美)

治部先生による講義の様子

治部先生による講義の様子




文部科学省 科学技術・学術政策研究所 治部 眞里

【たゆたいし パリ最後の日 号泣 言葉にならず されど沈まず】


これは、2年間の経済協力開発機構(OECD)での赴任を終え、パリを離れる日、セーヌ川のほとりで作った歌だ。パリの標語は「たゆたえど沈まず」。異国の地・パリで暮らした2年間における最大の収穫、それは過ごす大地の気が全身に漲ると、まるでその気と共鳴するかのように、その地の文化・思想の中をたゆたいつづけることが可能になるということだ。
ノートルダム清心女子大学では脳の機構を場の量子論で理論的に紐解くという研究をしていたが、文部科学省科学技術・学術研究所に異動してからは、科学から技術への知識の流れを計量書誌学的に計測するという科学技術政策研究に携わっている。
大概与えられた課題は、一見関係のないようなものが結びつかなければ、発想の飛躍は望めないし、答えも導けない。そのためには頭の中に多くの引き出しがないといけない。また、熟成期間も必要だ。頭の中に多くの引き出し作るためには、たゆたい続けて、多くの文化・思想を入れなければいけない。気を全身に漲らさなければいけない。リベラル・アーツとしての性格を持っているノートルダム清心女子大学という大地に身を置くみなさんは、大学との共鳴によって、自然に多くのことが頭の中の引き出し入ってくるはず、あとは熟成するのを待つだけだ。その過程を通して生きることを学んで、真の自由人になってほしい。Bon Voyage!


講義後の茶話会の様子

講義後の茶話会の様子

平成30年7月豪雨災害を受け、本学にて募金活動及び支援物資の収集活動が始まりました。

このたび、学生有志によるボランティアグループ「西日本豪雨支援プロジェクトチーム(がんばるんジャー)」が発足しました。
7月12日(木)の昼休み、チームのメンバーが、水鏡前・ジュリーホールラウンジ・カリタスホールラウンジ・ヨゼフホールラウンジにてそれぞれ手作りの募金箱を手に、学生たちへ呼びかけを行いました。

募金箱を作成する学生たち募金箱を作成する学生たち

チーム代表の三村さん(人間生活学科4年)は、「自分自身、被害が大きかった倉敷の出身。急きょ避難することになり、とても怖い思いをした」と語りました。「災害が少ないと言われる岡山でこんな大きな災害があるなんて思いもよらなかった。友達や知り合いがたくさん真備に住んでいるので、彼らの為に何か出来ることがあればと思い、ボランティアグループを結成した」とプロジェクトチーム発足の経緯を話してくれました。
副代表の太田さん(児童学科4年)は、熊本出身。「2016年4月の熊本地震のときに助けてもらった恩返しがしたい」とグループに参加し、当時の思いを胸に募金活動を行いました。

水鏡前での募金活動

水鏡前での募金活動


募金活動は7月31日までの月曜日と木曜日、12:15~13:00の間、水鏡前・ジュリーホールラウンジ・カリタスホールラウンジ・ヨゼフホールラウンジにて行われます。
支援物資については、100NDにてタオル(新品・使用済み)を収集しています。

「被災された方々が一日でも早く日常生活を取り戻せるよう、多くの学生および教職員の皆様のご協力をお願いします」と学生からの呼びかけがありました。

7月11日(水)に立ち上がったNDSU災害対応センターが、学生のボランティアチームを支援しています。

今後の活動については、本学ホームページで報告していきます。

2018年7月5日(木)、本学現代社会学科 藤實教授による清心フェリーチェ講座「ミッションスクールと女子教育の歩み」を開催しました。内容は本学の歩みについて、去る6月30日に世界遺産に登録された長崎と天草地方の潜伏キリシタンの歴史に触れつつ紹介されました。

藤實教授による講座の様子藤實教授による講座の様子

受講者の方に感想をお伺いしました。



【受講者(本学日本語日本文学科卒業生)】
明治時代から、全国的に見ても岡山県の女子教育が盛んで、その歴史の流れの中にノートルダム清心女子大学が成り立っているということは知りませんでした。
はるばる海を渡ってこられた6人のシスター達の、船上での貴重なお写真を拝見でき、感動しました。シスター達と明治時代の女子学生達の和やかな雰囲気の写真もほほえましい光景でした。
大学の歴史を知ることは、卒業生としての誇りにつながります。次回の講座も楽しみです。



第2回目の講座は以下の日程で開催されます。本学歴史展示室の見学も行います。ぜひご参加ください。

■第2回講座
日 程:2018年7月12日(木)
時 間:16:30~18:00
場 所:1202JA
定 員:一般社会人・学生(80名)
受講料:無料

※すでに申し込み受付は締切りましたが、まだ余裕がありますので早めにお申し込みください。

お問合せ先
生涯学習センター事務室
〒700-8516 岡山市北区伊福町2丁目16-9
TEL:086-252-7045  FAX:086-252-7044

藤實久美子教授(教員紹介)
生涯学習センター「清心フェリーチェ」
清心アーカイブズ