ノートルダム清心女子大学

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人間複合科学専攻

人間複合科学専攻【博士後期課程】 概要と特色

本専攻は、人間及び人間生活にかかわる諸問題を多角的視座を保ちつつ考究し、多様な課題に対処しうる高度な学術研究を行うことを目的とする。そのために本専攻では、精神機能論、保健栄養論、生活文化論の3研究領域を設けて、広く人間の精神的・心理的な諸問題、人間とその健康にかかわる諸問題、人間生活の社会的・文化的側面にかかわる諸問題の解決を目指し、必要な授業科目を配置している。各研究領域とそれに連なる授業科目は密接に連携し、それぞれの研究領域や研究領域間における研究課題の開発を行い、学問研究への寄与を目指すとともに、当該領域における高度の専門能力を有した研究者、並びに専門行政官等の高度に専門的な業務に従事しうる人材の養成を目指している。

アドミッション・ポリシー

本専攻では、上の目的を達成するために、精神機能論、保健栄養論、生活文化論にかかわる専門的な知識と研究能力をもつとともに、多様な研究課題に取り組む意欲をもった学生を求める。また、本専攻では、学生に本学の建学の理念であるキリスト教に関する豊かな知識をもつことも求めている。
本専攻での研究を志望する学生は、本専攻への入学前に研究指導を希望する教員と面談して指導を受け、自らの研究課題や達成目標に輪郭を与え、入学後の研究をスムースに進めるための準備を行わなければならない。

カリキュラム・ポリシー

本専攻では、精神機能論領域に8科目、保健栄養論領域に10科目、生活文化論領域に7科目、計25科目の授業科目を配している。各授業科目は、それぞれの専門分野を包括する独立の教育・研究単位であるが、各々の研究領域やそれらを結んだ新たな研究領域の多様な研究課題に、多角的・融合的に対応することを可能にしている。また、キリスト教に関する理解を深めるための授業科目も用意されている。
学生は、精神機能論、保健栄養論、生活文化論のいずれかの領域に研究の主体を置き、研究課題を策定してその課題に関係のある科目12単位以上を、1研究領域につき最低1科目、複数の研究領域から選んで履修する。研究指導には、主たる履修科目の担当教員(正研究指導担当教員)と他の履修科目の担当教員2名(副研究指導担当教員)が当たり、研究の深化と多角的視座の確保を担保している。

ディプロマ・ポリシー

本専攻では、学生がその研究を組織的・体系的に深化させ、十分な学問的水準を満たした学位論文を作成して学位を得るために、次のような手順を定めている。

中間評価
2年次の第1期に行うもので、研究の意義と目標、現在の達成度と今後の見通し等について審査を行う。学生はこれに合格して、研究を次の段階にすすめることができる。
最終の中間発表
学位論文提出の4カ月前に行う研究発表で、研究内容についての最終的な確認を行うものである。学生はこの場で、研究の達成度について評価を受け、論文提出の準備にとりかかることになる。
学会誌への投稿・掲載
学生は学位論文提出の時点までに、研究内容の一部を査読付きの学会誌に投稿・掲載し、自らの研究を公にして広く学的評価を受けておかなければならない。

本専攻における学位論文は以上の手順を踏まえるとともに、「学位規則」ならびに「学位論文審査等の判定基準」に示した研究水準を満たすものでなければならない。

授業概要

精神機能論

授業科目 担当者 授業概要
環境行動心理論 石原 金由 生活を取り巻く時間的、物理的、社会的環境は、ヒトの行動や心理状態を規定する大きな要因である。これらの因果関係を解明するため、精神生理学・生理心理学の観点から考究する。とくに、本授業では子どもの睡眠と健康について考えていく。
心理学研究法論 清板 芳子 人間の営みや行動は総じて心理的なダイナミズムや精神活動が具現されたものということもできる。諸領域の研究対象の中に存在する心理学的現象を捉え、これを研究デザインの中に組み込む方法について考究する。
臨床心理論 平松 清志 現代社会は、自然科学の発展によって、かつてないほどの進歩を遂げている。しかし、その反面、人間的な触れ合いの機会が少なくなり、人間関係の疎外も言われている。この現状をどのように理解し、どのように対応したらよいのか、臨床心理学の観点から考える。
西欧思想論
髙木 孝子 19世紀の西欧社会は多くの優れた女性思想家を輩出した。そこで本講義では、西欧諸国における女性思想家たちの議論の展開をたどり、キリスト教思想と女性問題について考察していきたい。
人間性教育論 小林 修典 人間性の陶冶は一人ひとりの個性・可能性と環境との相互作用と考え、「青少年が家庭、教育機関、社会とどのように関わり合いながら人間形成を行っていくか」というテーマを追求する。

保健栄養論

授業科目 担当者 授業概要
発達保健論 小田 慈 少子・高齢化社会における小児保健・福祉、成育医療のあり方について、最新の状況をもとに、様々な視点からとりあげ検討し、あるべき姿について知見を深める。
予防栄養論 木本 眞順美 生命現象あるいはその障害の理解には代謝学の学びが必須となり、その知識は我々が目標とする病気の予防に効果的に働く。本講義においては、代謝学のコア部分を体系的かつ専門的に論述する。同時に、研究史上トピックスとなった研究事例を通して、解説・討論する。
栄養環境論 戸田 雅裕 環境問題は地域レベルから地球規模に至るまで多岐に渡っているが、便利で豊かな現代生活の代償でもあることからその解決は容易ではなく、また各人の立場により捉え方が異なることも問題をより複雑にしている。本講義では日々深刻化する環境問題について認識を深めるとともに、その解決に向け管理栄養士として果たすべき役割を考究する。
環境生態栄養論 佐藤 眞一 県ないし県下各市町村の各種健康指標、栄養摂取関連指標を、全国ないし他都道府県・市町村との比較の中で把握し、栄養施策立案につなげるための方法を学ぶ。学生の興味により、より深い栄養疫学研究手法への展開や、ヘルスプロモーションへの展開について具体的な方法を学ぶ。
環境微生物論 長濱 統彦 自然環境に生息する真菌を中心とした微生物の生態を学び、環境と食品衛生との接点を考察する。微生物が生産する二次代謝産物の分子進化学的解析法を学ぶ。微生物生態学や分子系統学の手法を理解し、食に関わる微生物に適用していく。
生体機能調節論 林 泰資 脳の機能は、受容体やイオンチャンネルなどを介した神経細胞相互の情報伝達とその精密な調節により発揮されており、生体の恒常性維持から学習、記憶、情動などの高次神経機能まで担っている。本講義では、人体を総合的に調節する脳機能のうち、特に高次神経機能に焦点をあてて、神経生理学的および神経薬理学的観点から考究する。さらに、食品成分の機能や新しい医薬品の可能性について考える。
食品栄養論 小林謙一 アミノ酸栄養状態の不良およびアミノ酸代謝の異常が、各種疾患の病態とどのような関連性をもっているのかについて、最新の知見をもとに論じるとともに、それらの疾患を予防するための栄養改善の可能性について考究する。
調理文化論 今田 節子 伝統食(海藻、魚介類、大豆類)の特徴を自然・人文・社会科学の学際領域からとらえ、日本の調理文化の特徴を明確にし、その変容と背景および実態を総合的に論述する。さらに今日の健康食としての伝統食の意義についても考察を進める。
食品機能論 北畠 直文 食品の機能として、いわゆる栄養機能、物性機能、生体調節機能があげられる。これらの機能について、事例をあげ、歴史的背景も踏まえながら論究する。さらに、食の社会的機能についても、食品科学的観点から考察し、“食”の必然性について論考したい。

生活文化論

授業科目 担当者 授業概要
家族・社会機能論 葛生 栄二郎 現代社会の家族問題について、とりわけ法や倫理の観点から考察し、あわせて社会において家族の果たす機能に言及する。家族の多元化、ひいては家族の溶解すら叫ばれる現代社会にあって、家族にいかなる法的・倫理的位置づけを与えるかは、各人の法意識や倫理観念を強く規定する。カトリック的家族倫理のみならず、現代のリベラルな家族観、コミュニタリアンの家族観などを比較検討して、家族のあり方を考えたい。
社会福祉論 杉山 博昭 国際的・国内的な社会状況において、社会福祉学研究が直面している課題について、思想、歴史、政治・経済政策、実践・専門職の観点から検討し、国際的な社会の変容のなかでの、社会福祉の役割と限界を検討する。
住環境論 上田 恭嗣 二十世紀の科学技術の進展によって、日本の住環境のあり方は大きく変容してきた。また、現在もその流れの中に依然としてあり、日本の住まいのありようも一変してきている。巨大に都市化した都市住環境のあり方と、地方都市、地方の市町村における住環境とは、自ずと異なったものである。機能と利便性を第一とした住環境施策ではなく、人の生活を考え住む地域に相応しい住環境施設が改めて求められる時代である。講義では、このような内容について深く検証し、地域に根ざした住環境のあり方について講述する。
授業科目 担当者 授業概要
課題研究 各研究指導
担当教員
それぞれの専門領域における博士論文作成のための継続的指導を行う。

論文題目の例

  • 中学生の生活態度ならびに身体・食事要因と学業成績
  • 高校生の身体的・精神的健康の保持増進に関連する生活習慣、疲労自覚症、抑うつ、体力の諸要因に関する研究